マンチェスター・ユナイテッドは13日に日程変更となったプレミアリーグ第34節のリバプール戦に超厳戒態勢で臨む構えだ。『E…
マンチェスター・ユナイテッドは13日に日程変更となったプレミアリーグ第34節のリバプール戦に超厳戒態勢で臨む構えだ。『ESPN』が伝えている。
同試合は当初、今月2日にオールド・トラフォードで開催予定だった。両クラブのライバル関係に加え、試合開催時のタイミングでは首位マンチェスター・シティの2シーズンぶりの優勝が懸かっていたこともあり、全世界のフットボールファン注目の一戦に。
だが、試合数時間前にはヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)構想に賛同したオーナーのグレイザー・ファミリーへの抗議活動を行った数百名のサポーターが本拠地オールド・トラフォードに侵入。機材の破壊やスタジアム入りする関係車両への妨害行為を働いたことで、警察の機動隊が出動し鎮圧を余儀なくされる大混乱に見舞われた。
また、スタジアム周辺においても過激な抗議活動が行われていたため、試合開始1時間前には両チームのスタメンが発表されたものの、新型コロナウイルスの感染防止対策、セキュリティー上の問題により、両チームは宿泊先のホテルから移動することができず、キックオフ時間の遅延が決定。
その後、両クラブや地元警察、リーグ機構、行政の関係各所はキックオフ時間を遅らせても2日の開催に向けて動いていたが、最終的に安全を確保しての開催が困難との結論に至り、開催延期を決断した。
13日に延期された今回の一戦に向けては、ユナイテッドが11日のレスター・シティ戦に敗れたことでシティの優勝が決定し、試合への注目度はやや下がっている。
だが、依然としてグレイザー・ファミリーへの怒りが収まらない一部サポーターが再び妨害行為を働く可能性が懸念されているという。そのため、すでのスタジアム周辺では東スタンドの外の前庭にバリケードやゲートが設置されるなど、すでにセキュリティが強化されている。
さらに、クラブは選手・スタッフを乗せたチームバスがオールド・トラフォードに向かう際、妨害行為に遭うリスクを避けるため、一握りのクラブスタッフのみがオーレ・グンナー・スールシャール監督率いるチームの居場所を把握する形に、セキュリティミーティングの規模が縮小されているという。
同様に、チームバスの特定を避けるために幾つかオトリのためのバスを準備することも検討されているとのことだ。
ユナイテッドは通常、オールド・トラフォードから近くのサルフォードにある『ローリー・ホテル』と長年の関係を築いており、ホームゲームの前には選手やスタッフを受け入れているが、11日に行われたレスター戦ではセキュリティ対策によってチームの滞在する姿は確認されていなかったという。
また、2018年のジョゼ・モウリーニョ監督時代のチャンピオンズリーグ(CL)のバレンシア戦ではスタジアム周辺の交通事情により選手の到着が遅れた際、『ヒルトン・ガーデン・イン』を一時滞在先として利用していたこともある。