FCバルセロナは、試合終了間際にまさかの同点ゴールをレバンテに許し、勝点を取りこぼし、ラ・リーガのタイトルレースからほぼ…

FCバルセロナは、試合終了間際にまさかの同点ゴールをレバンテに許し、勝点を取りこぼし、ラ・リーガのタイトルレースからほぼ脱落したと言える。前節の首位アトレティコ・マドリーとの直接対決で満足な結果が得られず、レバンテ戦の前から非常に厳しいタイトルレースだったが、わずかな望みを残していた。しかし、この試合の結果を受けて、逆転でのタイトル制覇の望みはより一層小さいものになってしまっている。
監督ロナルド・クーマンは、レバンテ戦ではスターティングメンバーを入れ替えて臨んでいる。最大のサプライズの1つには、3-5-2のシステムの右サイドウイングバックにウスマン・デンベレを起用したことである。また、右のセンターバックには、オスカル・ミンゲサではなく、ロナルド・アラウホを起用している。
前半、バルサは、優れたパフォーマンスレベルを披露し、レオ・メッシのゴールとペドリのゴールで0-2とリードを広げている。ただ、試合開始早々の決定的なチャンスをペドリが決めていれば、その差はさらに大きくなっていただろう。
後半、バルサは、パフォーマンスレベルが低下し、ディフェンス面での脆さからレバンテに反撃の余地を与えてしまう。そして、最終的に3-3の引分けに持ち込まれてしまい、夢の2冠が大きく遠のいてしまっている。
下記、レバンテ戦でのバルサの選手達の採点&寸評
■GK
マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(5点)
『犠牲者』
レバンテに結果的に3失点という結果だが、実際のところ、失点の場面でなす術はほとんどなかったと言え、失点の場面以外は、適当なパフォーマンスを披露している。
■DF
ロナルド・アラウホ(6点)
『ジンクス』
怪我という試練が大きくのしかかっている。シーズンを通してみると、非常に高いパフォーマンスレベルを示している時期もあったが、怪我に悩まされ、復帰して再び負傷して、を繰り返している。プレーした45分は、非常に優れたパフォーマンスを見せたものの、再び足首を痛めている。
ジェラール・ピケ(6点)
『確実』
前半は、センターバックとしてディフェンスをオーガナイズして優れたプレーを見せている。後半は、レバンテのオフェンス陣の機動力に苦しめられている。
クレマン・ラングレ(6点)
『適当』
昔の自信を取り戻す必要はあるものの、この試合では大きなミスを犯してはない。ビルドアップの部分での難はあったものの、適当なパフォーマンスレベルだったと言え、左センターバックとしての役割を十分に果たしている。
■MF
ウスマン・デンベレ(8点)
『実験的』
前半、非常に低調な入りだったが、徐々にリズムを掴み始め、自身の特徴を遺憾なく発揮している。目を見張るスピードでサイドを駆け上がり、0-2とするペドリのゴールをアシストすると、2-3とするゴールを自ら豪快に決めている。
ジョルディ・アルバ(7点)
『鋭利』
前半、左サイドで上下運動を繰り返し、後半は、ディフェンスでの役割にフォーカスしている。なお、再びレオ・メッシのゴールをアシストしている。
セルヒオ・ブスケツ(6点)
『要求』
前半45分は、落ち着いた内容だったが、後半に入るとハードワークが求められている。アトレティコ戦での負傷によりヘッドギアを付けて挑んだ試合であり、自陣に向かってのスプリントを求められる部分や苦しめられる部分も幾度となくあったと言える。
フレンキー・デ・ヨング(7点)
『累積警告』
累積警告による出場停止にリーチがかかった状態で11試合戦っていたが、ついに5枚目のイエローカードを受けて、次のセルタ・デ・ビーゴ戦での出場停止が決まっている。それ以外では、相手ゴール前に再三飛び出し、ペドリに華麗なパスを2度にわたって供給したが、ゴールネットを揺らすには至っていない。
■FW
レオ・メッシ(7点)
『嫌悪』
ゴールを自ら決め、バルサの攻撃を牽引し、前半は優れたパフォーマンスを披露したが、後半に入るとチーム同様にそのパフォーマンスレベルが低下している。実際にメッシのボールロストから2-2という同点ゴールを決められてしまっている。ただ、非難には値せず、彼がベストなのは変わらない事実である。
アントワーヌ・グリーズマン(5点)
『低調』
忘れ去るべき試合と言えるだろう。プレーに関わることがほとんどできず、インパクトも残せずに交代している。勢いのある状態でレバンテ戦に挑んだが、敵地エスタディオ・シウダ・デ・バレンシアでは、満足のいくプレーができていない。
■途中出場
セルジ・ロベルト(5点)
『混乱』
監督クーマンは、アラウホの負傷を受けて、セルジ・ロベルトをCBとして起用している。ただ、本人は、適応することができず、レバンテのメレロに許したゴールの場面では、相手に前に入られてしまっている。加えて、フィジカルコンディションに違和感を感じ、交代を要求している。
セルジーニョ・デスト(4点)
『失点の原因』
ディフェンス面で非常に低調なパフォーマンスを披露し、それが原因でレバンテに3-3とされる同点ゴールを決められてしまっている。集中力が欠ける傾向があり、早急に改善する必要がある。
オスカル・ミンゲサ(5点)
『観戦』
ペドリと交代して74分にピッチに送り出されたが、3−3という痛恨の場面に直面している。ただ、ミンゲサは、自分のすべき役割を全うしており、ミンゲサを責めることはできない。
リキ・プッチ(6点)
『力不足』
常にボールを要求し、積極的にプレーし、残り8分という限られた時間の中でチームにダイナミズムをもたらしている。
マルティン・ブライトバイテ(5点)
『交代出場』
監督クーマンに出場機会を与えられたものの、ほとんどボールに触れられていない。