アンドレ・アガシ(アメリカ)は51歳の誕生日に、ライバルであったボリス・…

アンドレ・アガシ(アメリカ)は51歳の誕生日に、ライバルであったボリス・ベッカー(ドイツ)がどこにサーブを打つかを正確に読むことができた秘密の方法を明かした。テニス界の伝説的選手であるアガシは、やはり元世界王者であるベッカーと数多く対戦。初めは彼の強力なサーブに対抗するのに苦戦したが、アガシはベッカーが次にどこに狙いを定めるかを示すあるサインを見つけることができたという。英EXPRESS紙が報じている。【動画】アガシの強烈なサービスリターン集【関連記事】フェデラー、アガシ、シャラポワ...テニスコートで生まれた愛5選

アガシの語った内容はこうだ。「ボリス・ベッカーには初対戦から3試合連続で敗れたが、それは彼のサーブがテニス界にそれまでなかったものだったからだ。私は彼の試合の録画を次々に見て、3度に渡ってネットを挟んで彼と向かい合った。そうして、次第に彼の舌の奇妙な動きに気づいた。冗談じゃないんだ。彼はサーブを打つ前に決まって体を揺らすけど、ボールをトスする直前に舌を突き出す癖があった。そして、舌を出すのは唇のちょうど真ん中の位置か、唇の左端かのどちらかだった」

「つまり、もし彼がデュースコートに向かってサーブを打っている時に舌の位置が真ん中だったら、センターかボディへのサーブ。でも、もし舌の位置が唇の端だったら、ワイドサーブだ。一番難しかったのは彼のサーブをリターンすることではなくて、私がこれに気付いているということを彼に知られないようにすることだった」

アガシのこの告白はスポーツファンたちの大きな反響を呼んでおり、この動画はソーシャルメディア上で150万回以上再生されている。これに反応した人々の一人、イギリスの朝の情報番組「グッド・モーニング・ブリテン」の司会者であったピアーズ・モーガン氏は、この動画に「これは素晴らしい!」というメッセージを添えてフォロワーたちにシェアした。

このツイートに反応するかたちで、アガシのファンたちはアガシの戦術的な才気を褒めそやした。あるユーザーは次のようにコメント。「言葉で言い表せないくらい最高すぎる。自分がサーブの見分け方に気づいたことをベッカーに知られないように何本かエースを食らっておいて、本当に必要な時に使えるようにしていたというのが特にすごい」

別のユーザーはこう書いた。「この件で一番印象的なのは、アンドレがネットの反対側からベッカーの舌を見ることができていたということ!それってかなりの高精度観測でしょ!」

本人も話していた通り、アガシは初対戦からベッカーに3連敗を喫したが、通算の対戦成績はアガシの10勝4敗。最初の3連敗以降、アガシがベッカーに敗れたのは初対戦から7年後の1995年「ウィンブルドン」準決勝一度きりだった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は1990年「全米オープン」でのアガシ

(Photo by Bongarts/Getty Images)