「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月2日~5月9日…
「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月2日~5月9日/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に4-6、4-6で敗れた。試合後の両者のコメントをATP公式ウェブサイトが伝えている。【実際の動画】アレクサンダー・ズベレフvsラファエル・ナダル/ATP1000マドリード/準々決勝
ナダルは第1セットで先にブレークして4-2とリードしていたが、第7ゲームでミスを連発してしまいブレークバックされると、直後のブレークポイントも逃した。ナダルによれば、これがターニングポイントになったようだ。
「ポジティブな気分でマドリードを去るよ。ただ、偉大な選手相手に見せた今日のプレーには満足していない。第1セットでは大部分で僕の方がいいプレーをしていたと思う。それにもかかわらず、4-6でセットを失ってしまった」
「今回の試合を受け入れるのは難しいね。特に僕の場合、普通は逆だから。対戦相手と同じくらい、あるいはよりいいプレーができていなくても、なんとか勝つ方法を見つけるのがいつものパターンなんだ」
「第1セットではいいプレーをしていたのに、一番マズいタイミングで正当化できないようなミスをいくつか犯してしまった。あれが僕にとっても彼にとっても分岐点になったと思う。あそこで、第2セットではさらに厳しい展開が待ち受けていることが分かったんだ」
過去の対戦ではナダルが5勝2敗と勝ち越しているものの、ズベレフが初勝利を挙げた2019年「ATPファイナルズ」から連勝。3連勝となった今回は、クレーコートでの初勝利だった。
ズベレフの強烈なサーブは、高度が高いためボールがより高く跳ねる今大会で何度も威力を発揮してきたが、ナダルに対しても効果的に働いたという。「彼のサーブが220cmくらいの高さになるから、それをリターンするためにはベースラインから6mくらい後ろに控えなければならなかった。それだけ引いても、リターンするボールは肩くらいの高さだったよ」
ナダルの今年のクレーシーズンの成績は、「ATP1000 モンテカルロ」でベスト8、「ATP500 バルセロナ」で優勝、「ATP1000 マドリード」でベスト8。ここまでの成績をナダル本人は好意的に捉えており、「少しずつ前進していると感じている。ローマがどうなるか見てみよう。僕の目標は、ローマで優勝してローラン・ギャロスに臨むことだよ」と語る。
なお、ナダルを下したズベレフは「僕のキャリアで最も大きな勝利の一つだね。クレーでラファを下したわけだから、テニス界で最も難しいことを成し遂げたと言えるんじゃないかな。彼の母国スペインで勝利できたことは素晴らしいよ。大会はまだ終わっていないけどね」
ズベレフは準決勝で、第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦する。2020年「全米オープン」決勝でも激突した彼らの対戦成績は、ズベレフの2勝8敗だ。もう一つの準決勝カードは、第8シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)対世界ランキング22位のキャスパー・ルード(ノルウェー)。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP1000 マドリード」でのナダル
(Photo by Mateo Villalba/Quality Sport Images/Getty Images)