プルシェンコ「離れた理由は口外しない」　トルソワ古巣出戻りを報告「勝利願います」

SNSでトルソワ離脱を報告「5月1日で契約は終わり」

　フィギュアスケートのトリノ五輪金メダリスト、エフゲニー・プルシェンコ氏が自身のインスタグラムを更新。教え子のアレクサンドラ・トルソワ（ともにロシア）が自身のもとを離れることを明かした。投稿の文面には「我々は憶測せず、彼女の勝利のみ願います」「離れた理由は口外しません」などとつづられている。

　トルソワは昨年5月、エテリ・トゥトベリーゼ氏のもとから電撃移籍。プルシェンコ氏に師事することになった。今季は3月に行われた世界選手権で3位となり、フリーでは5本の4回転ジャンプに挑んでいた。

　電撃移籍から約1年、トルソワは古巣トゥトベリーゼ氏のもとへ“出戻り”することになったようだ。プルシェンコ氏は自身のインスタグラムに「ニュースがあります！　素晴らしいサーシャ・トルソワと私達はとても有益なシーズンを過ごしました！　ロシア杯シリーズを2つ勝ち、ロシア選手権と世界選手権で銅メダルを獲りました」などと記載。こう続けている。

「5月1日に我々の契約は終わり、双方の希望で、私達は契約を延長しませんでした。（私たちは）サーシャを元に戻し、『古い―新しい』学校によって与えられているすべての約束が将来、果たされることを期待しています」

母国ファンは様々なコメント「残念」「価値あること」

　トルソワの古巣復帰をこう伝えたプルシェンコ氏。「我々は憶測はせず、彼女の勝利のみを願います。なぜなら彼女は明確な目的をもって努力を続ける選手で、勝利にふさわしいからです！」と快く送り出すような言葉をつづっている。

　契約解消となった理由については「私たちは双方の合意に従って、我々が離れた理由は口外しません。もしかしていつか数年後（明かされるかもしれないが）、だが今ではないことは間違いありません」としている。

「私たちは友達であり続けます。将来、彼女を何度も我々のショーでゲストとして見られることを期待します。現実が示すように、人生、それは長距離レースでまだ始まったばかりです」と締めたプルシェンコ氏。投稿にロシアのファンからは「アレクサンドラ、偉い！」「残念です……私はあなたたちのタッグを応援していました」「私はショックです」「いい関係で別れることができる、それは価値のあることです。時間がこの別れの結果を示します」などとコメントが寄せられている。

　また、同国メディア「ロシアトゥデー」は記事で「世界選手権の銅メダリスト、アレクサンドラ・トルソワが『フルスタリヌイ（モスクワのスケート場）』に復帰し、すでに練習に参加した」と報じている。（THE ANSWER編集部）