立大戦でまさかの連敗を喫し、東京六大学リーグ戦(リーグ戦)連覇へ黄色信号がともった早大。首位立大には勝ち点で2の差がつ…
立大戦でまさかの連敗を喫し、東京六大学リーグ戦(リーグ戦)連覇へ黄色信号がともった早大。首位立大には勝ち点で2の差がついた。優勝への望みを残すために、もう負けることが許されない状況。次に迎え撃つは昨春優勝の法大だ。
法大投手陣には、実力のある選手たちがそろう。1回戦での先発が見込まれるのは、最速150キロを誇り今秋のドラフト候補でもある三浦銀二主将(4年)。現役最多の通算9勝を挙げている、六大学屈指の本格派右腕だ。今季もここまで、慶大戦で62年ぶりとなるノーヒットワンランを達成し、翌週の立大戦でも2失点で完投。ここまで防御率1.50の安定した投球を見せている。2回戦の先発は山下輝(4年)が有力だろう。長身から繰り出される最速151キロのストレートが武器の左腕だ。後ろに控える救援陣は平元銀次郎(4年)、尾崎完太(2年)の両左腕が好調を維持している。
打線は、チーム打率.214と不調にあえいでいる。そんな中で打率.313と気を吐いているのが3番を打つ齊藤大輝(3年)だ。慶大戦では初本塁打も記録し、波に乗っている斎藤を封じ込めたい。立大戦から4番に座る岡田悠希(4年)にも注意が必要だ。今季放った4安打はいずれも単打だが、昨秋は2本塁打をマークした長打力のある選手だ。齊藤、岡田の前にランナーをためる展開は避けたい。

慶大1回戦で力投する三浦。1回戦での先発が予想される
対する早大の投手陣。とが先発のマウンドに上がるだろう。徳山は立大1回戦で3回6失点の乱調だったが、翌日の2回戦では救援として1イニングを無失点に抑え復調の兆しを見せた。本来の調子を取り戻し、チームに勝利をもたらしたい。西垣は勝利にこそ恵まれていないが、イニング数を上回る奪三振数をマークし、好投を続けている。チームとしても、個人としても大きな意味を持つ白星をつかみたい。
救援陣では、1、1は防御率0.00と抜群の安定感を誇る。リードした状態で好調の4年生コンビにつなぐことができれば、勝利がグッと近づいてくるだろう。

立大2回戦で救援登板し無失点に抑えた徳山
攻撃陣は上位打線の状態が上向いている。1番のが打率.357、3番を打つも同.438、2本塁打と打線を牽引。さらに、鈴木と蛭間の間を打つは立大2回戦でマルチ安打を記録し、も適時打を放った。上位打線の活躍には一層の期待がかかる。その一方で、昨季ベストナインに輝いたは、まだ快音を響かせていない。野村が本来の打棒を発揮できるかという部分は、打線を機能させていくうえで不可欠である。法大投手陣は強力だが、チャンスでの『あと1本』という課題を克服し、投手陣を援護したい。

立大2回戦の初回、三振を喫した野村。この男の復活は不可欠だ
連覇のためには、もう負けることは許されない崖っぷちの状態だ。「チームの状態はいい方向に行っている」(丸山主将)だけに、ここから連勝街道へ歩みを進めたい。覇者の意地を、底力を見せる時が来た。
(記事 高橋優輔、写真 永田悠人、山崎航平)
| 東京六大学春季リーグ戦星取表 | |||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 順位 | 立 大 | 慶 大 | 明 大 | 早 大 | 法 大 | 東 大 | 勝ち点 | 勝 | 負 | 分 | |
| 1 | 立 大 | ※ | ○10-3○5-4 | △2-2○3-1 | 3.5 | 3 | 0 | 1 | |||
| 2 | 慶 大 | ※ | ○6-5 ○4-1 | ●1-2 ○7-1 | 3 | 3 | 1 | 0 | |||
| 3 | 明 大 | ●5-6 ●1-4 | ※ | ○11-0 ◯17-2 | 2 | 2 | 2 | 0 | |||
| 5 | 早 大 | ●3-10 ●4-5 | ※ | ○6-5 △0-0 | 1.5 | 1 | 2 | 1 | |||
| 5 | 法 大 | △2-2 ●1-3 | ○2-1 ●1-7 | ※ | 1.5 | 1 | 2 | 1 | |||
| 6 | 東 大 | ●0-11 ●2-17 | ●5-6 △0-0 | ※ | 0.5 | 0 | 3 | 1 | |||