4月24日、東京六大学野球春季リーグの第3週1日目が行われ、第1試合では16安打10得点と打線が爆発した立大が10対3で早大に勝利した。

前週無安打の立大・山田は先制打と2ランに大活躍

 初回、1死一、三塁のチャンスに前週無安打だった4番・山田健太(3年・大阪桐蔭)がタイムリーを放って先制。続く東怜央(4年・福岡大大濠)が打った瞬間それと分かる3ランでリードを広げる。さらに3安打で2死満塁とチャンスを作ると押し出し死球でこの回5点を奪う。

初回、3ランを放った立大・東はチームに勢いを与えた

 その後両チーム1点を奪い、6対1で迎えた4回、無死二塁のチャンスに山田の2ランが飛び出して早大を突き放す。その後は毎回ランナーを出しながらも追加点が奪えなかったが、9回に敵失で2点を追加して相手を圧倒した。

 投げては池田陽佑(2年・智弁和歌山)が初回からランナーを背負いながらも、味方の援護もあり粘り強いピッチングで5回1失点。以降は5人の救援陣でリードを守り切った。

初打席に立つ早大・吉納

 早大は先発した徳山壮磨(4年・大阪桐蔭)が初回から乱れ、3回8安打4四死球6失点で降板。攻撃陣も初回に満塁、2回に一・三塁のチャンスを作るなど8安打を放つも、蛭間拓哉(3年・浦和学院)のソロの他は内野ゴロの間、押し出し四球による得点にとどまった。

 だがその一方、小宮山悟監督が「相当なレベルの選手になると思う」と太鼓判を押す吉納翼(1年・東邦)が7回、2死満塁の場面で代打起用され神宮デビューを果たした。結果は三振だったが「満塁だったので自分の持ち味である長打というよりは、単打でもいいから出そうという気持ちで入りました。初打席で初球から振れていたことは、今後の大学野球生活で成長できると思う」と試合後に語っていたように、これからの活躍に期待したい。

なお緊急事態宣言発令により、明日から宣言期間中は無観客試合となることが発表された。

■立教大vs早稲田大
立大 501 200 002=10
早大 001 000 200=3
【立】○池田陽、野口、島田、石元、栗尾、宮-黒岩
【早】●徳山、加藤、森田直、田中星-岩本
本塁打:立教大・東《1回3ラン》、山田《4回2ラン》
    早稲田大・蛭間《3回ソロ》

◎立教大・溝口智成監督
「初回、道原(慧)が先頭で出て盗塁を決められたというのが勢いを出しましたし、東の3ランでかなり優位に進められることになったので非常に大きかったです。(徳山投手は)基本的にはいい真っすぐとスライダーがあるので、ストレートを狙うなら負けないように、変化球を狙うんだったら低めに手を出さないようにということを指示しましたが、あとはバッターそれぞれが準備したと思います」

◎立教大・東怜央(4年・福岡大大濠)
「前の打者の山田が先制タイムリーを打ってくれたので、楽に自分のスイングをしようと思った結果がホームランになりました。山田がストレートをとらえたので、一・二塁でしたしゲッツーを打たせに来ると思って変化球を狙いました。打ったのはスライダーです」

◎立教大・山田健太(3年・大阪桐蔭)
「法大戦ではチームの勝利に貢献できなかったので、今日こそはという強い気持ちを持って入った中で初球からどんどん行こうという気持ちが結果につながったと思います。(徳山投手は)真っすぐにふりまけないように打席に立ちました」

◎早稲田大・小宮山悟監督
「(徳山の出来は)見ての通り。この春のオープン戦から今一つという状況が続いていて、本人も工夫しながら対応してたところはあるのですが、ゲームによってはいい時もあったり今日よりもひどい内容もあったので、何をどうしていいのかわからないという迷路にはまっている感じですね。打線は塁上をにぎわせたという点でいうと、多少何とかなりそうな感じはします」