4月18日、東京六大学野球春季リーグの第2週2日目が行われ、第2試合では初回から毎回安打毎回得点を重ねた明大が17対2で東大を下した。

明大が初回から毎回安打の猛攻。1991年春以来、東京六大学史上3度目の「毎回得点」を記録した。

前日の第1戦で11対0の大勝を収めた明大が、初回から猛攻を仕掛けた。1回裏、1死から2番・村松開人(3年・静岡)、3番・丸山和郁(4年・前橋育英)連打でチャンスを作り、4番・上田希由翔(2年・愛産大三河)のファーストゴロの間に1点を奪うと、続く5番・植田理久都(4年・高松商)がフルカウントから右中間を破るタイムリー2塁打を放って2点目。2回以降も相手の守備の乱れもあった中で次々と得点を重ねると、5回裏には2死3塁から6番・篠原翔太(4年・報徳学園)がタイムリー。5回まで毎回得点で計6点を奪った。

8回裏、途中出場の明大・堀内が豪快な2ランを放ってホームイン。これで初回から8イニング連続の毎回得点を完成させた。

 リーグ戦初先発となった明大・磯村峻平(4年・中京大中京)は、初回から毎回走者を背負うピッチングとなったが、勝負所では集中力を高めて、5回まで犠牲フライのみの1失点でリリーフ陣にバトンタッチ。明大打線は6回以降も攻撃の手を緩めず、6回に一挙6点を奪うと、7回には代打・横山陽樹(1年・作新学院)のリーグ戦初打席初タイムリーなどで3得点。8回には途中出場の堀内祐我(2年・愛工大名電)がリーグ戦初本塁打となる2ランを放った。

 最終的に毎回安打での計19安打を放ち、1971年秋の慶大(対東大)、1991年春の法大(対東大)以来、史上3度目となる毎回得点を記録して、計17得点。「しっかりとボールを叩いて、強いライナーを意識した」と5打数5安打の山田陸人(3年・桐光学園)。5打数4安打の丸山主将は、「しっかりとファーストストライクを打ちに行ったことがこういう結果に繋がった。1イニング1イニングの積み重ねが今日の毎回得点に繋がった」と“歴史的猛攻”を振り返った。

 一方、敗れた東大は、先発の西山慧(3年・土浦一)が1回で降板すると、2番手以降の投手陣も失点を重ねて大量失点。打線は序盤のチャンスを逃した後、5回に4番・井上慶秀(4年・県長野)の犠牲フライ、6回には松岡泰希(3年・東京都市大付)のタイムリーで2点を返したが、守備も乱れた中で相手の猛攻を抑えられなかった。

序盤からチャンスを作っていた東大。5回表に犠牲フライで1点を返して反撃開始も、その後も失点を重ねて点差は開いていった。

■東京大vs明治大
東大 000 011 000=2
明大 211 116 32X=17
【東】●西山、小宗、柳川、松岡由、大久保、井澤-松本泰
【明】○磯村、髙橋、石原、渡部翔-植田、横山
本塁打:明大・堀内《9回2ラン》

◎明治大・田中武宏監督
「スコアボードを見た時に(得点が)入っているとは思ったが、毎回得点を狙おうということはなかった。点はいくらあってもいいもの。とにかくベンチが緩まないことは常に言っていました。スタメンと控えの差がないので、いろんなことを考えながら、どの場面でどの選手を使おうかという中で、昨日、今日は、いい形で回ってくれた」

◎明治大・丸山和郁(4年・前橋育英)
「しっかりとファーストストライクを打ちに行ったことがこういう結果に繋がった。1イニング1イニングの積み重ねが今日の毎回得点に繋がったと思う。(毎回得点は)5回ぐらいにスコアボードを見た時に思ったけど、最終回まで絶対に緩めないようにとベンチの中で言っていた。攻守交代の時に動きが遅い時があったので、そういうところでも隙を見せないように。(30年ぶり3度目の記録に)そういう記録に関われたことはうれしい。次からも1イニング1イニングの積み重ねを大事にやっていきたい」

◎東京大・井手峻監督
「失点がちょっと多すぎる。何とか食らい付いて行きたかったんですけど、離されてしまった。ピッチャーを立て直さないといけない。(明大に)いいバッティングをされました。よく打つし、足も速い。防御するのが大変でした」

◎東京大・大音周平(4年・湘南)
「以前もこういう試合があった。どうやって立て直したかを思い出して、もう1回やっていきたい。ピッチャーが打たれたということはありますけど、エラーや見えないミスも多い。全員で守るという意識をもう1回持ってやっていきたい。弱いというイメージが付いてしまうのはよくない。ここですぐ立て直して、すぐに盛り返せるように、元気を出してやっていきたい」