FCバルセロナは、17日(土)にコパ・デル・レイ決勝のアスレティック・ビルバオ戦を迎える。欧州チャンピオンズリーグでパリ…

FCバルセロナは、17日(土)にコパ・デル・レイ決勝のアスレティック・ビルバオ戦を迎える。欧州チャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマン(PSG)に敗れたため、ブラウグラナのチームがこの試合に懸ける思いは大きい。
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しかし、今シーズンは何事も簡単にはいかないように、1-2で敗北したレアル・マドリーとのエル・クラシコでは弱点を見せてしまった。レアル・バジャドリー戦では、ロナルド・クーマンは試合途中で原点(4-3-3)に戻し、勝ち点3獲得には間に合ったが、大一番マドリー戦では同じプランの実行がうまくいかなかった。
■最初の疑問
このような状況から、オランダ人監督がカップ戦決勝でビルバオとの対戦で何を選択かという疑問が生じている。そして、この大一番で、クーマンが右にオスカル・ミンゲサ、左にジョルディ・アルバを配置した4バックを選ぶことを示唆している。
若きスペイン人DFは、アメリカ人DFよりも守備の安心感がある。また、マドリー戦でリズムを欠いたロナルド・アラウホを起用したのは、ジェラール・ピケが3月3日(1ヶ月半前)のカップ戦準決勝2ndレグのセビージャ戦以来、復帰していないからだろう。ピケがこの試合の鍵を握ることは間違えなく、オランダ人監督はプレーできると明かしている。
もし、ピケが100%の状態であれば、スターティングイレブンに入るだろう。疑いの余地がないのは16日(金)、彼が普通にトレーニングをしていたということだ。そのため、ロナルド・アラウホよりも、ピケが先発出場する可能性は高い。

前日練習に臨むバルサ[写真/VALENTI ENRICH]
■デ・ヨングの中盤起用
4バックを並べるということで、ピボーテにはセルヒオ・ブスケツ、左インテリオールにはペドリ、右のインテリオールにフレンキー・デ・ヨングが並ぶだろう。CBで優れたパフォーマンスを発揮したが、彼は中盤、特に4-3-3のフォーメーションでより輝くものであり、それはクラシコでの後半にも見られた。
レオ・メッシの機動力に支えられるこの3人が、4-4-2で挑むであろうマルセリーノ監督率いるビルバオを相手に、ゲームを支配する役割を担うことになるだろう。いつものようにバルサの“10番”が鍵となる。
■グリーズマンに復帰
アントワーヌ・グリーズマンは、カップ戦で非常に重要な役割を果たしており、1月17日に同じ会場で行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャの決勝のビルバオ戦では、2ゴールを挙げている。クラシコでも、後半にクーマンがシステムを変えてからは、グリーズマンがジダンのチームをエリア内に閉じ込めるのに貢献した。
そのことから、決勝戦ではスターティングイレブンに復帰する可能性が高い。もし、フランス人FWがスタメンに入らなければ、バルサが再び3バックで臨むことを意味する。一方、ウスマン・デンベレは3TOPの一角に入り、ビルバオのディフェンスを混乱させるだろう。
FCバルセロナのコパ・デル・レイ決勝の予想メンバーは以下の通り。
■GK
マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン
■DF
オスカル・ミンゲサ
ジェラール・ピケ
クレマン・ラングレ
ジョルディアルバ
■MF
セルヒオ・ブスケツ
フレンキー・デ・ヨング
ペドリ
■FW
レオ・メッシ
アントワーヌ・グリーズマン
ウスマン・デンベレ