取締役
村田 光司
2001年慶応義塾大学総合政策学部卒業後、株式会社電通に入社。
2005年博覧会営業室、デジタルセクションで勤務後、D2Cに出向。
営業本部長を経て2015年リムレット株式会社に転職。
その後、運動通信社では、プロデュース・人事担当として勤務。
2020年10月より取締役に就任。
役員紹介
取締役
2001年慶応義塾大学総合政策学部卒業後、株式会社電通に入社。
2005年博覧会営業室、デジタルセクションで勤務後、D2Cに出向。
営業本部長を経て2015年リムレット株式会社に転職。
その後、運動通信社では、プロデュース・人事担当として勤務。
2020年10月より取締役に就任。
スポーツは、人間の根源的な「生きる力」を映し出すものだと思っています。
私自身、ブラジル・サンパウロで過ごした少年時代、言葉も文化もわからない中で、サッカーだけが心から自由になれる瞬間でした。サッカーが共通言語となり、互いを理解し、受け入れ合うきっかけになったのです。この体験を通して、「スポーツは人と人をつなぐ最も根源的なメディアである」と実感しました。
現在、私たちが取り組むアマチュアスポーツの映像配信においても、それは変わりません。視聴者の多くは競技経験者やファンだけでなく、家族や友人、地域の人々です。彼らをつなげているのは言葉ではなく、プレーや表情、歓声といった"非言語のエンターテインメント"。スポーツは老若男女を問わず、あらゆる人が感情で共有できる物語を生み出します。その普遍的な力こそが、人に感動をもたらし、社会を動かす原動力になると考えています。
私たちは、スポーツブルを中心に「スポーツの力を社会の中に再配置する」ことを目指しています。競技という枠を超えて、教育・健康・地域づくりといった日常の領域に、スポーツ的な価値——人が動き、つながり、前向きに変化する力を実装していく構想です。
いま、多くの分野で少子化の影響が深刻化し、かつて有志のボランティア精神によって支えられてきた部活動が限界を迎えつつあります。その中で求められているのは、持続可能な仕組みとしての変革です。スポーツをきっかけに、地域や学校、企業など異なる立場の人々が互いに支え合う"共創のエコシステム"をつくることが、これからの挑戦だと考えています。
また、AIやDXといったテクノロジーは、その変革を下支えする「見えないインフラ」です。少子化の中、人の可能性を広げ、社会に新しい関係性を生み出すための装置として活かしていきたい。そして多様なパートナーとの連携こそが、スポーツを社会の中で再び"公共の力"へと還元していく鍵になると信じています。
この「第二創業」を経て、私が成し遂げたいのは、スポーツの価値の"再定義"です。スポーツを勝敗や記録を競うものとしてだけでなく、人の心が動くことで他者とつながり、社会を前に進める"運動"として捉え直す。その新しい解釈を、事業や文化、テクノロジーの力で社会に実装していくことが、これからの運動通信社の使命です。
スポーツを軸にしながらも、文化や地域、教育、テクノロジーといった多様な領域を横断した、筋書きのないエンターテインメントを皆様にお届けします。運動通信社という名の通り、さまざまな領域を含んだ「運動」を、最適かつ最速の手段でご提供してまいります。
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