都市対抗野球でおなじみの曲が甲子園を盛り上げる。21日の選抜高校野球大会1回戦の第3試合に登場する初出場の千葉黎明は、社会人野球の日産自動車、JFE東日本でプレーした中野大地監督(38)が率いる。アルプスから社会人野球の人気応援曲で…

千葉黎明の試合に向け、吹奏楽部の演奏に合わせてダンスを披露する「チアリーディング愛好会・ダンス愛好会」のメンバーら=千葉県八街市八街ほの千葉黎明高校で2025年3月3日午後3時16分、近森歌音撮影

 都市対抗野球でおなじみの曲が甲子園を盛り上げる。21日の選抜高校野球大会1回戦の第3試合に登場する初出場の千葉黎明は、社会人野球の日産自動車、JFE東日本でプレーした中野大地監督(38)が率いる。アルプスから社会人野球の人気応援曲でチームを後押しする。

 チャンステーマは、セガサミーの応援曲として社会人野球ファンの間ではおなじみの「輝彦」。アップテンポでスタンドが一体となって乗れる応援曲だ。得点が入れば、セガサミーが得点曲にしている「檄!帝国華撃団(サクラ大戦)」とともに盛り上げる。

 さらにNTT東日本の「チャンス・スパート」、中野監督が所属していたJFE東日本の「ポパイ」や現役時代に千葉県のライバルチームとして戦った日本製鉄かずさマジックの「ボンバー君津」などが披露される予定だ。

 2021年12月に就任した中野監督が、「みんなが乗れる応援にしたい」と社会人時代から気になっていた曲を取り入れることを考案した。セガサミーやNTT東日本に自ら問い合わせて許可を得て、楽譜を送ってもらったという。

 創部101年目にして春夏通じて初めて立つ甲子園で、新しい風を吹かせる。【円谷美晶】