第97回選抜高校野球大会の選考委員会が24日、大阪市内であり、エナジックスポーツ(沖縄)は春夏通じて初の甲子園出…

センバツ出場が決まり、選手たちに胴上げされるエナジックスポーツの神谷嘉宗監督=沖縄県名護市で2025年1月24日午後4時40分、吉田航太撮影

 第97回選抜高校野球大会の選考委員会が24日、大阪市内であり、エナジックスポーツ(沖縄)は春夏通じて初の甲子園出場が決まった。

 創部3年目で春夏通じて初となるセンバツ切符をつかんだエナジックスポーツの神谷嘉宗監督(69)は、歓喜に沸く部員に激励の言葉を口にすると涙が頰を伝った。

 「1期生(現在の3年生)が礎を築いてくれたという感謝の気持ちを持ってセンバツに行こう」。目標だった創部3年以内での甲子園出場権をつかみ、熱い気持ちがあふれた。

 エナジックスポーツは、2021年に沖縄県名護市の山あいにあった小学校の跡地で開校。当初は通信制のみだったが、24年から全日制が併設された。野球部は22年からスタートし、部員全員が全日制で学ぶ。世界で活躍するトップアスリートの育成を掲げ、約40人の部員のほとんどが沖縄出身だ。

 神谷監督は、08年夏に指揮を執っていた浦添商(沖縄)で甲子園4強入りを果たし、14年センバツでは美里工(沖縄)を春夏通じて初となる甲子園に導いた。エナジックスポーツでは「ノーサイン野球」を実践するなど、新しいことも積極的に取り入れ、初出場した昨秋の九州大会で準優勝した。

 24年の春季県大会では興南を破って初優勝を果たすと、夏の沖縄大会は優勝こそ逃したが、再び興南との決勝で延長十回の熱戦を演じていた。砂川誠吾主将(2年)は「先輩たちがあって今日がある。甲子園でもこれまでやってきた野球をし、成果を報告したい」と力を込めた。【林大樹】