KKT杯バンテリンレディスが開幕 女子ゴルフの国内ツアー・KKT杯バンテリンレディスが16日、熊本空港CC(6501ヤード、パー72)で開幕した。熊本国府高3年のアマチュア・竹田麗央(りお)が3バーディー、2ボギーの71で回り、1アンダーで…

KKT杯バンテリンレディスが開幕

 女子ゴルフの国内ツアー・KKT杯バンテリンレディスが16日、熊本空港CC(6501ヤード、パー72)で開幕した。熊本国府高3年のアマチュア・竹田麗央(りお)が3バーディー、2ボギーの71で回り、1アンダーで18位発進。女子プロの平瀬哲子を母に、1993、94年賞金女王の平瀬真由美を叔母に持つ18歳が上々のゴルフを展開した。沖せいら、古江彩佳、山下美夢有が5アンダーで首位。

 竹田が地元で躍動した。2番は1メートルにつけてバーディー。8番で落としたが、11番パー5は第3打を残り約100ヤードから1メートルにつけて1つ伸ばした。12番は65ヤードの第2打を1メートルにつけて連続バーディー。会見では「ドライバーショットは全体的によかった」と緊張気味。今大会は指導を受ける母がキャディーを務め「真由美おばちゃんには振っていきなさいと言われました」とアドバイス通りにクラブを振った。

 プロツアーは2019年の今大会を含めて4戦目。過去3度は全て予選落ちした。平均飛距離は250~260ヤード。松山英樹(LEXUS)が制した海外メジャー・マスターズをテレビ観戦し「自分だったらどうやって攻めるか考えながら見ていました。将来は私も世界で活躍できるプロゴルファーになりたいです」と夢を描く。スケールの大きなゴルフが好きで、世界ランク1位の飛ばし屋ダスティン・ジョンソン(米国)に注目している。

 以前から憧れは2015、16年賞金女王のイ・ボミ(韓国)。「さっきトイレでイ・ボミさんに話しかけてもらった(笑)。今も憧れています」と感激した様子だ。今年はプロテストを受験予定で「まずはそれに通ってプロになることが一番」と気合。初の予選通過へ「順位に関係なく、自分のゴルフをしっかり出すのが目標です」と集中した。(THE ANSWER編集部)