先日、動物好きなことから、自国スペインでペットの飼育放棄や虐待を減らすためのプロジェクトを立ち上げた世界ランキング58位のアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)。現在開催中の「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/…
先日、動物好きなことから、自国スペインでペットの飼育放棄や虐待を減らすためのプロジェクトを立ち上げた世界ランキング58位のアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)。現在開催中の「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月11日~4月18日/クレーコート)で準々決勝に進出した21歳の彼が、自身について語っている。ATP公式サイトが伝えた。【写真】金メダリストのマルティン・フィスとダビドビッチ フォキナ【関連記事】動物大好きなテニス選手がペットの里親募集のウェブサイトをスタート
これまでATP250大会で2度ベスト4を記録したものの、マスターズ1000大会では3回戦進出が最高だったダビドビッチ フォキナ。今大会では、1回戦で世界25位のアレックス・デミノー(オーストラリア)を、2回戦で世界10位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を、3回戦で世界86位のルカ・プイユ(フランス)をいずれもストレートで下し、マスターズ1000大会で初めて準々決勝に駒を進めている。ベレッティーニ戦はトップ10選手からの初の勝利だった。
ジュニア時代は世界2位で、2017年「ウィンブルドン」ジュニアシングルスで優勝したこともあるダビドビッチ フォキナとはどんな人なのか?ATPが定期的に実施している「最後に~したのは?」というテーマの一問一答形式のインタビューで、以下のように答えている。
Q:最後に飛行機に乗りそこねたのは?
「一度もないよ!間一髪だったこともないんだ。いつも空港にはかなり早目に着くようにしてるからね」
Q:最後に何か大事なものを忘れたのは?
「2年前、お気に入りのシューズを家に忘れたんだ。その時は友達に頼んで、僕の家からオーストラリアまでシューズを持ってきてもらったよ。メルボルンで新しいのを買うのが嫌だったからね」
Q:最後にテニスコートやテニスボールにお金を払ったのは?
「それは先週、家で練習した時だね。ボールがいっぱい詰まった大きな箱が70ユーロ(約9100円)くらいしたよ」
Q:最後に有名であることが助けになったのは?
「(2018年2月の)“デビスカップ”でスペインがマルベージャでイギリスと対戦した時かな。写真撮影のためにポーズを取った後、いいレストランに行く機会があったんだ(笑)」
Q:最後に自分でラケットのストリングを変えたのは?
「もう4年前だね!ジュニア時代からストリングは基本的に自分でやらないんだ。すごく退屈な作業だから。30分もかかるし嫌なんだよ」
Q:最後に友達あるいは家族のために料理したのは?
「料理は大好きだよ。ここに来る前にも友達に作ったんだ。友達と一緒に天気がいい中、バーベキューで肉を焼くのが好きだね」
Q:最後に子供時代の憧れの人に会ったのは?
「それは、1995年の世界陸上競技大会で金メダルに輝いたマルティン・フィス(元スペイン代表のマラソン選手)だろうね。彼には、試合前にどう身体を整えるかという面でお世話になっているんだ。去年、僕のコーチのホルヘ・アギーレが彼にInstagramで助けを求めたんだけど、マルティンにチームの一員になってもらえるなんて最高だね」
Q:最後にセルフィーを一緒に撮ったのは?
「ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)。憧れの選手ですごく尊敬してるんだ」
Q:最後にコンサートに行ったのは?
「去年の7月、心理学者と一緒にマルベージャのフェスでスペインのポップシンガー、Beretのライブに行った。すごく楽しかったね」
Q:最後にスポーツイベントでお金を払ったのは?
「3年前、コーチと一緒に(スペインのサッカークラブ)レアル・ソシエダの試合を観戦した。とにかくサッカーを観るのが大好きなんだ!」
Q:最後に新しい都市を訪れたのは?
「ブリスベンは本当に気に入ったよ。都市の真ん中に人工的に作られたビーチがあるんだ」
ダビドビッチ フォキナが「ATP1000 モンテカルロ」準々決勝で当たるのは第4シードの世界5位ステファノス・チチパス(ギリシャ)。今大会では第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がベスト8入りを逃すなど波乱の展開も見られるが、ダビドビッチ フォキナはサプライズを起こせるだろうか。
※為替レートは2021年4月16日時点
(テニスデイリー編集部)
※写真は2021年「ATP1000 モンテカルロ」でのダビドビッチ フォキナ
(Photo by Alexander Hassenstein/Getty Images)