トータルゴルフフィットネス、トレーナーの谷崎美樹です。

今回は「振り遅れ」について解説してみたいと思います。

「起き上がり」とも密接な関係がありますので、そちらも直せるチャンスです。

詳しい内容はこちらの動画をご覧ください。

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振り遅れというと悪いイメージがありますが、実は振り遅れには2種類あります。

1つは「腕の振り遅れ」です。

ダウンスイングで腕が身体の中心から大きく外れて、身体はフォロー側へ回っているのに、腕が置き去りになってしまい、身体に追いついていないという形です。

これは悪いイメージ通りで、やってほしくない振り遅れです。

この形になると、後で慌てて身体に追いつかないといけなくなるため、遅れた分を取り戻そうとして、リリースを早く行うことになります。

これがアーリーリリースと言って、ダフりの原因になります。

それと同時に、ダフるのを嫌がって起き上がって回避しようとします。

起き上がってしまうのは、「このまま前傾を維持したままだとダフって打てない」ということを身体がわかっているからなんです。

もう1つの振り遅れは「クラブの振り遅れ」です。

腕は身体とほぼ同調していて、腕の振り遅れはない形です。クラブが遅れてくるので、クラブヘッドが頭と近い状態を維持していくようになります。

これはクラブが置き去りになって身体と腕が先行していきます。

いわゆるタメができる形になります。

この「クラブの振り遅れ」は起き上がり癖のある方は是非やってみて頂きたいです。

もう一つ大事なことは、クラブを振り遅れさせたら、下半身を止めずに回し続けるということです。

起き上がるどころか、身体をしっかり前傾させないとボールに届かないので、前傾を維持できるスイングになります。

是非クラブの振り遅れをやってみてください。

[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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谷崎 美樹

日本体育協会公認アスレティックトレーナー、柔道整復師。ゴルフトレーナーとして、トータルゴルフフィットネスでパーソナルトレーニング指導を行っている。自身もゴルフが好きでベストスコアは70台。ファンクショナルトレーニングで効率よくゴルフボディを作ることを得意としており、プロゴルファーからアマチュアゴルファー、ジュニアゴルファーまで幅広く指導中。また、整形外科でリハビリテーションを担当していた経験から、痛みのある方へのトレーニング指導も行っている。