テニスの元世界王者ロジャー・フェデラー(スイス)は、ファンたちから繰り返し聞かれるある質問について明かした。それは長年の…

テニスの元世界王者ロジャー・フェデラー(スイス)は、ファンたちから繰り返し聞かれるある質問について明かした。それは長年のライバルであるノバク・ジョコビッチ(セルビア)に関わるものだ。ファンたちは未だに、彼の長く素晴らしいキャリアの中のある一瞬を忘れることができないようだ。英EXPRESS紙が報じた。【動画】速すぎて測定不能!?フェデラーのボレーチャレンジ再び

フェデラーの選手生活で最も手痛い敗戦の1つは、2019年の「ウィンブルドン」決勝だろう。第5セットのタイブレークにもつれ込んだこの試合で、フェデラーは2度のマッチポイントを握ったが、世界ランキング1位のジョコビッチが奮戦し、この大一番を勝ち取った。そしてジョコビッチはフェデラーの持つグランドスラム最多優勝記録(20回)に徐々に近づいている。

フェデラーはそれ以後グランドスラムの決勝に進出しておらず、ファンたちは彼がどのように立ち直るのかが今も気になっている。

インタビューでフェデラーは「インターネット上で、何週間もこの時の敗戦について聞かれたよ。しかも、それは今でも起こるんだ」と明かした。「僕としては、“まだあのことを考えているのか”と思うけど、理解はできるよ」

フェデラーは経験を積み、もはや敗戦を引きずらなくなった。この時の劇的な敗北をどのように乗り越えたのかについて、次のように説明する。「一番大事なことは、敗戦に感情的な重要性を与え過ぎないこと。自分を裁くのではなく、分析し、理解するんだ。これは一人でもできるし、人と話して失望から抜け出すこともできる」

「自分が犯した失敗について、来る日も来る日も考え続ける人もいる。僕はさっさと分析することを選んだ。そうすれば前に進みやすくなる」

「若い頃は、試合で負けても怒りを感じることすらなかった。ただどうしようもなく悲しかった。まともに頭が働かなかったよ。今では、30分もすれば敗戦から立ち直ることができる。それが“ウィンブルドン”の決勝なら、1時間必要かもしれないけどね」

今年の「ウィンブルドン」に向けて、フェデラーは5月初めに開催される「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月2日~5月9日/クレーコート)への出場を予定している。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年に南アフリカで行われたエキシビションマッチでのフェデラー

(Photo by Ashley Vlotman/Gallo Images/Getty Images)