マスターズで松山英樹が「65」猛チャージ、首位陥落ローズは逆転へ意欲 米男子ゴルフの海外メジャー初戦・マスターズ第3日は10日(日本時間11日)、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7475ヤード、パー72)で行われた。日本人最多の…

マスターズで松山英樹が「65」猛チャージ、首位陥落ローズは逆転へ意欲

 米男子ゴルフの海外メジャー初戦・マスターズ第3日は10日(日本時間11日)、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7475ヤード、パー72)で行われた。日本人最多の米ツアー通算5勝・松山英樹(LEXUS)が1イーグル、5バーディーの大会自己ベスト65で回り、通算11アンダー。首位から4打差2位に後退したジャスティン・ローズ(英国)は、悪天候で見せた“ヒデキチャージ”に言及している。英公共放送「BBC」が報じている。

 1打差の単独首位で出たローズは、6位で出た松山に逆転を許した。好調を維持していた世界ランク41位の40歳は、この日も2連続バーディー発進を決めたが、4、5番で連続ボギー。その後は雷雲接近で1時間18分の中断があったが、BBCは「7番グリーンで警告が鳴り響いた時も、彼は依然として1打差を維持していた。1時間18分後、英国人はグリーンに戻り、前半をパーで折り返した」と冷静なプレーについてつづっている。

 松山が再開後にスコアを伸ばす中、ローズは後半も我慢のゴルフ。しかし、第3日はパープレーで伸ばせず「大変な一日だった。嵐が近づいてきて相当な強風だった。中断が開けて、スコアを伸ばせる時だと感じたけど、グリーンはかなり遅くなっていた」と振り返り、こう続けた。

「トリッキーな局面は間違いなく何回かあった。なんとか必死に頑張って、(バーディーを獲った)12番の後は悪くない状況に立てたと思った。ヒデキはジェットを噴射して、自分は少しばかりブレーキを踏んでしまった。そこが違いだ」

 大会自己ベストで回った松山の猛チャージを「ジェット」と表現し、自身と比較しながら分析している。それでも、今度は追う立場となり「多くはヒデキのプレー次第だけど、大変な追撃戦が待っているね。自分たちはいいポジションにいる」と吐露。2013年全米オープンなど米ツアー通算10勝の猛者が逆転を描いているようだ。(THE ANSWER編集部)