今週から仮柵が設けられたBコースを舞台に若き牝馬がスピードと瞬発力を競う桜花賞は、牝馬クラシック第1弾。過去10年間…

 今週から仮柵が設けられたBコースを舞台に若き牝馬がスピードと瞬発力を競う桜花賞は、牝馬クラシック第1弾。過去10年間で1番人気馬は1勝2着3回3着1回と苦戦傾向だが、3番人気まで枠を広げれば7勝2着7回3着4回。デアリングタクトもグランアレグリアもアーモンドアイも、1番人気ではなかった。過去の成績はもちろん大事だが、将来性も加味する必要がありそうだ。

 ◎エリザベスタワーはチューリップ賞の1着同着馬。デビュー戦はダッシュ鈍く後方からの競馬になったが、推定33秒6の末脚で外から楽に交わし、チューリップ賞ではジョッキーが抑えるのに苦労するほどの行きっぷりから、最後の直線でインコースに潜り込むと、ややフラフラしながらも力強く伸びた。このレースは600m通過から1200mまでの3ハロンが33秒7という消耗戦となったために最後1ハロンは12秒3とやや時計を要したが、タフなレースを経験した強みを生かしたい。

 その、タフで厳しいレースで、早め先頭から最後まで先頭を譲らなかった〇メイケイエールだ。重馬場の小倉2歳Sを勝ったかと思えばファンタジーSはレコード勝ち。そして、数字以上に厳しい競馬を強いられたチューリップ賞も負けなかった。今回はフルゲート本番で前走のようなスローペースになることは考えにくく、比較的レースはしやすいのではないか。新コンビを組むベテランジョッキーの手綱さばきにも注目したい。

 重賞3連勝中の▲ソダシは無敗の2歳女王。アルテミスSは半マイル通過48秒6のスローペースにピタリと折り合い、11秒2〜10秒9〜11秒9の流れを早め先頭から後続を封じ込め、前走は半マイル通過46秒8のペースにもしっかりと対応。最後の直線で外に持ち出すことはできなかったが、最後までしっかりと伸びた。今回はさらにマークが厳しくなるかもしれないが、勝てば、史上8頭目となる無敗の桜花賞馬となる。

 △シゲルピンクルビーはフィリーズレビューの優勝馬。トビの大きな馬だが、ある程度の位置につけることもできるし、馬群の中で我慢ができて、最後はしぶとく伸びてくるので混戦向き。紅梅Sを勝った△ソングラインは昨年11月の未勝利戦の内容が素晴らしかった。このときの推定ラップは60秒0から最後の50mは流すように34秒1。同じ日に行われた赤松賞(勝ち馬アカイトリノムスメ)が60秒6〜33秒9だったことを思えば価値が高い。クイーンCでハイペースを経験した△アカイトリノムスメと、阪神ジュベナイルフィリーズ2着△サトノレイナスも無視はできない。