アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバーで、競馬番組などで活躍する横山ルリカさんに、3歳牝馬クラシック最初のG…

アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバーで、競馬番組などで活躍する横山ルリカさんに、3歳牝馬クラシック最初のGI桜花賞(4月11日/阪神競馬場・芝1600m)について展望を聞いた。



競馬番組などで活躍する横山ルリカさん

 1、2番人気と想定されているのが、昨年12月のGI阪神ジュベナイルフィリーズ(以下、阪神JF/阪神・芝1600m)からの直行組であるソダシ(牝3歳)とサトノレイナス(牝3歳)。この2頭のどちらか、もしくは、どちらも馬券にからむ感じはしますが、ただ一方で、成長具合や課題が見えづらい部分があって悩ましいところです。

 前哨戦組のレベルがその2頭の水準まで高いものではなさそうですが、各馬の力差の見極めが難しいですよね。例えば、GIIIチューリップ賞(阪神・芝1600m)組で1着同着だったメイケイエール(牝3歳)とエリザベスタワー(牝3歳)は、ローテーションはいいのですが、どちらも気性が悪くて安定感がなかったり。これまでのデータで単純には考えづらい部分が今年のレースは多いですね。

 軸についてはソダシかサトノレイナスのどちらかで入り、相手にはローテーション的には相性が悪いけれども、素質を感じさせる走りを見せた距離延長組を買ってみようと考えています。軸さえ間違えなければ、当たりそうな気がするのですが......今回は単勝を買う人にとっては、難しいレースという印象です。

 ソダシは無敗で、白毛馬という話題性がありながら、実力もしっかりある。クロフネの子の牝馬といえば、私はGI馬のアエロリットが真っ先に思い浮かぶのですが、ソダシは先行したら大崩れがないあたりがアエロリットを彷彿(ほうふつ)とさせます。スピードやキレより安定感が強みかな、と。いまや直行ローテーションも王道になっていますし、クロフネ産駒はどちらかといえば前哨戦の結果がいいので、前哨戦を使わずにぶっつけ本番で問題ないのかなと思います。

 阪神JFは内でもまれて直線でも前が壁になる不利の状況で、最後、サトノレイナス相手に差させなかった勝負根性がありました。なにかおかしなことがなければ馬券圏内に入ってくるでしょう。あとは完成度が2歳時点で一番高かったので、そこからの伸びしろがどうか。ソダシ以上に上積みがある馬がいたときに、はたして何着にいるのか。

 サトノレイナスは、阪神JFでは勝ったかなとも思いましたが惜しい2着。昨夏の2歳新馬(東京・芝1600m)、サフラン賞(中山・芝1600m)で勝ちながらも、半信半疑で見ていたなかでの好走でした。ただ、ソダシをマークしながら加速しきれず勝てなかったのは課題として残ったと思います。距離の長いオークス(GI優駿牝馬)のほうが合うタイプなのかなとも思いました。でもなんといってもクリストフ・ルメール騎手がサトノレイナスを選んだあたり、手応えがあるのかなと察しますし、前に行く馬が多いという展開面も、この馬に向きそうな気がしています。

 2月に一度東京で出走予定だったのが、走らなかったのは気にはなるところではあります。ですが、最近の桜花賞を勝った関東馬に共通している関西への輸送競馬も経験済みですし、あのアーモンドアイを手がけた国枝厩舎ですから、ローテーションが空いた分だけ無理せず、順調に本番に合わせてくると考えています。

 人気順にはなりますが、同じ国枝厩舎のアカイトリノムスメ(牝3歳)にも注目です。新馬戦(新潟・芝1600m)を7着で負けたとき、あれ? と思いましたが、課題のスタートも改善され、一戦ごとに強くなっているイメージ。2勝目となった赤松賞(東京・芝1600m)は隠れた出世レースです。右回りと関西への遠征経験がない点は不安ですが、2強とは今回が初対戦で未知の魅力もあります。時計が出やすい良馬場なら、この馬のキレ味が活きるはず。そして、騎乗するのが横山武史騎手で、桜花賞、皐月賞と2週連続GI制覇もありそうで、ちょっとした人生のターニングポイントですよね。

 データを見ると、距離延長組はあまりよくないのですが、穴馬として馬券を買おうと思っているのがソングライン(牝3歳)。紅梅ステークス(中京・芝1400m)とともに強かったのが、未勝利戦(東京・芝1600m)で、すごいパフォーマンスでした。同じ日にアカイトリノムスメが勝った赤松賞よりもタイムが速く、内容も遜色ありません。スロー過ぎない展開やペースがダノンプレミアム(牡6歳)のようです。また、紅梅Sは距離短縮が活きた勝ち方には映らなかったので、マイルのほうが合っているように思えます。手綱を取るのが先週もGI大阪杯で大穴を演出した池添謙一騎手で、以前、桜花賞でも8番人気のレーヌミノルで金星を挙げています。

 メイケイエールについては、気性的に大変だとは思うんですけど、チューリップ賞を勝ってしまうということは、とてつもない能力や高い心肺機能を持っているんじゃないかとも思います。課題は十分に承知のうえで、今回極端な競馬もある横山典弘騎手とのコンビはハマったときの楽しみが大きいです。

 アールドヴィーヴルは前走、輸送でかなり体重を減らしてしまったにもかかわらず高いパフォーマンスを出せたことからも能力が高いとみます。上がりも最速でアカイトリノムスメとクビ差の2着ですから、同じぐらいの評価はできるのかな、と。馬体重がしっかり回復していることが条件ですが、輸送が短い関西圏のレースなのもプラスになります。

 メイケイエールが気性的に目立っているなか、エリザベスタワーもなかなか気性が悪いみたいですね(笑)。精神的な成長がカギになりますが、スタートもよくなって、前につけるレーススタイルは、騎乗する川田将雅騎手とも合うと思います。その川田騎手は2週連続でGIを勝っていますしね。父キングマンは私にとって未知の血統なので、そこも楽しみです。

 今週末はBSスーパー競馬に出演しますので、スタジオから桜花賞を観戦します。先週は花散らしの雨が降りましたが、なんとか桜を背景にしたレースを見たいところ。楽しみです!

【profile】 
横山ルリカ(よこやま・るりか) 
1991年9月27日生まれ。神奈川県出身。アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバー(2015年10月に卒業)。『めざましテレビ』のリポーターを経て、現在は『めざまし8』(フジテレビ)の情報キャスターを務める。『競馬予想TV!』(CS・フジテレビONE)はアシスタントとして出演。サンケイスポーツ『サンスポZBAT!』重賞予想コラム「ルリカの当たりますよ〜に!!!」(毎週日曜掲載)を担当するほか、TOKYO FM「TOKYO TEPPAN FRIDAY supported by Ginza Sony Park」(毎週金曜日15時〜生放送)にレギュラー出演中。