ロナルド・クーマン率いるFCバルセロナは、苦しみながらもカンプノウでバジャドリードを退けた(1-0)。この勝利で首位アト…

ロナルド・クーマン率いるFCバルセロナは、苦しみながらもカンプノウでバジャドリードを退けた(1-0)。この勝利で首位アトレティコ・マドリーとの勝ち点差を1ポイントに縮めた。ディエゴ・シメオネ監督のチームに12ポイント差をつけられていた2020年12月時点では、不可能に思えたリーガエスパニョーラのタイトルまで自力で届くところまで盛り返してきた。リーガエスパニョーラでの19試合無敗(16勝3分け、48得点13失点、全57ポイント中51ポイント獲得)という華々しい成績で、4ヶ月間で11ポイントの差を埋めた。
バルサとアトレティコは第3節からリーグ戦を開始し、最初の3試合を終えた時点で、アスルグラナは2勝1分の首位。1勝2分のアトレティコに2ポイント差をつけていた。アトレティコがバルサに対して優位に立ったのは第6節(2020年10月17日)で、バルサはコリセウム・アルフォンソ・ペレスでヘタフェに敗戦(1-0)、アトレティコはバライードスでセルタを2-0で倒した。
以降、バルセロナが内容と結果の危機に陥り、アトレティコが歓喜に沸くことになる。レアル・マドリーにカンプノウで敗れ連敗し、10節にはワンダ・メトロポリターノで敗戦、続く12節にもカディスにラモン・デ・カランサでKO(2-1)されるなど、12節を終えた時点で両チームの勝ち点差は12まで広がった。
リーガエスパニョーラは達成不可能な夢であり、12月5日のカディス戦後には、クーマンも事実上の敗戦宣言とも取れる発言をしている。しかし、前回のバジャドリード戦(12月22日)で、4-3-3から3-5-2にシステムを変更してからダイナミクスが急激に変化した。バルサは、12月13日のレバンテ戦からリーグ無敗を記録し、不屈の精神を見せた。
首位争いは、バルサの急上昇とアトレティコの急失速によって混沌とした。2021年に入ってからアトレティコは10ポイントを落としてきた。ここ10試合では4試合しか勝てていない。頼みのルイス・スアレスを抑え込まれると急激に機能性を失う攻撃陣はシメオネの新たな悩みとなっている。
バルサはメッシの復調と共に一気に上昇し、ブラウグラナの「10」は『El Pais』紙に契約内容がリークされた2月以降から、改めて自身の価値を証明するかのように、獅子奮迅のプレーを見せている。次節に今季2度目のエル・クラシコを迎え、5月にはアトレティコとの直接対決を控えている。勢いの差は雲泥の差で、レアル・マドリーを絡めた三つ巴はこれから本番を迎える。