マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表FWアントニー・マルシャルは今季中の復帰が厳しい模様だ。 今月の代表ウィークで代表活動に参加したマルシャルは3月24日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループD第1節のウクライナ…

マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表FWアントニー・マルシャルは今季中の復帰が厳しい模様だ。

今月の代表ウィークで代表活動に参加したマルシャルは3月24日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループD第1節のウクライナ代表戦に途中出場すると、続く28日に行われた次節のカザフスタン代表戦に先発。しかし、左ヒザを痛めた影響で59分にピッチを後にして、31日に行われた第3節のボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦を欠場した。

当初こそフランス代表のディディエ・デシャン監督が「深刻なものじゃない」と主張するなど軽傷の見方が強かったが、実際は異なるようだ。オーレ・グンナー・スールシャール監督はクラブ公式チャンネル『MUTV』で今季絶望の可能性を示唆した。

「彼は残念ながらフランス代表でヒザをねん挫してしまった。アントニーをシーズン中に失うのは非常に残念だ。現地からそこまで深刻じゃないというレポートやシグナルもあったが、酷そうだ」

今季のマルシャルはスコアラーとしての鋭さを欠くが、FWマーカス・ラッシュフォード、FWメイソン・グリーンウッド、FWエディンソン・カバーニから成るFW陣の一角として公式戦36試合に出場(7得点8アシスト)。プレミアリーグ、ヨーロッパリーグ(EL)ともに佳境に差し掛かるユナイテッドにとって、ダメージとなる。

また、マルシャルは今季が終わると、今夏にフランス代表の一員としてユーロ2020に参戦することが期待されるが、残りシーズンを全休するとなれば、メンバー入りにも影響が出てくるかもしれない。