ヤマハレディース最終日 女子ゴルフの国内ツアー・ヤマハレディースは4日、静岡・葛城GC山名C(6564ヤード、パー72)で最終日が行われた。首位で出た山下美夢有(加賀電子)が5バーディー、3ボギーの70をマーク。通算11アンダーで2位だった…

ヤマハレディース最終日

 女子ゴルフの国内ツアー・ヤマハレディースは4日、静岡・葛城GC山名C(6564ヤード、パー72)で最終日が行われた。首位で出た山下美夢有(加賀電子)が5バーディー、3ボギーの70をマーク。通算11アンダーで2位だった。初日から3日目まで首位を譲らず、完全優勝なら宮里藍(2005年日本女子オープン・20歳105日)を更新する史上最年少記録だったが、惜しくも快挙を逃した。優勝は12アンダーに伸ばした稲見萌寧(都築電気)。

 あと一歩及ばなかった。最終18番、沈めればプレーオフの、7メートルのバーディーパットを外し優勝を逃した。それでも山下は笑顔を絶やすことはなかった。

 ホールアウト後の会見では「次につながるかなと思います」と言い、笑顔については「今日は本当にプレーを楽しむというか笑顔で18ホール回ろうと思っていたので、今日はいいプレーができたのかなと思います」と振り返った。

 初日から首位を守って迎えた最終日。稲見に3打差逆転を許した格好となったが、19歳にとっては大きな経験になった。「本当にこういう経験をさせてもらったので、次につながるかなと思いますし、来週からまた切り替えてトップ目指して頑張っていこうかなと思います」と前を向き直した。

 自己採点は「90点」。足りなかった10点は「パッティングで決め切れなかった部分があった」と分析した。安定した成績を続ける19歳。頂点には届かなかったが、収穫を得られた4日間大会だったようだ。(THE ANSWER編集部)