ラ・リーガ・サンタンデール第29節レアル・マドリー対エイバルの試合が現地時間2日にエスタディオ・アルフレッド・ディ・ステ…

ラ・リーガ・サンタンデール第29節レアル・マドリー対エイバルの試合が現地時間2日にエスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノで行われ、2-0でホームのレアル・マドリーが勝利した。
首位アトレティコと6ポイント差のマドリーと暫定ながら19位に沈むエイバルの一戦は、立ち上がりから相手のミスを突いたホームチームが主導権を握った。開始3分、アレハンドロ・ポソのバックパスを狙っていたベンゼマがゴールキーパーと1対1を迎えた。しかし、ここはGKドミトロヴィッチの好守に阻まれた。
6分にはキャプテンマークを巻き9試合ぶりに出場したマルセロのクロスをベンゼマが合わせてネットを揺らすもオフサイドの判定。36分にもイスコのシュート性のボールをヒールで合わせたアセンシオのシュートがネットを揺らしたが、これもオフサイドとなった。
ペドロ・レオンとブライアン・ヒルの両サイドを封じられ、選手が孤立する場面が目立つエイバルは攻守両方で嚙み合わない時間帯が続いた。すると40分過ぎについに失点を許した。カゼミロが横パスをインターセプト。ショートカウンターから抜け出したアセンシオがGKとの一対一を制して先制点を奪った。
1点を追うエイバルは、右足を痛めたブライアン・ヒルに代えて乾貴士を投入、左サイドに配置された。守備に回る時間が長くなったが、終盤にはクルトワを強襲するシュートを打つなど得点力不足の攻撃陣の起爆剤となり奮闘した。
60分を手前にして天候が急激に悪化。雨風が強まり、スリッピーなピッチコンディションにマドリーは冷やりとさせられる。バスケスのバックバスがゴールに向かって転がってしまい、クルトワは何とかスライディングでクリアしたが、あわやオウンゴールのシーンだった。
とどめを刺したいマドリーは、途中出場のヴィニシウスが魅せた。左サイドを独力で突破したウインガーのクロスをフリーで待っていたベンゼマが頭で合わせて追加点。ベンゼマは公式戦5試合連続のリーグ戦18点目。
リヴァプールとのチャンピオンズリーグの試合を見据えたジダンはベンゼマを休ませる余裕を見せて試合を締めくくった。レアル・マドリーは暫定ながらバルセロナを交わして2位に浮上している。
レアル・マドリー 2-0 エイバル
41分:マルコ・アセンシオ
73分:カリム・ベンゼマ