明治安田生命J1リーグ第7節の1試合が3日にニッパツ三ツ沢球技場で催され、横浜FCvs柏レイソルは1-1のドローに終わっ…

明治安田生命J1リーグ第7節の1試合が3日にニッパツ三ツ沢球技場で催され、横浜FCvs柏レイソルは1-1のドローに終わった。

開幕6連敗の最下位・横浜FCは前節から6選手を変更。右サイドハーフにジャーメイン良を置き、前線に渡邉を起用した。一方、4連敗中の17位・柏は2選手のメンバーチェンジ。代表帰りの江坂とともに、19歳の細谷が前節に引き続き先発出場した。

立ち上がりから柏の積極果敢な攻めの姿勢が際立つ展開で進むが、横浜FCが徐々にリズムを掴み始めると、右CKのチャンスを獲得した38分に先制。キッカーの手塚が蹴った左足クロスを味方が頭で折り返すと、田代が左足でゴールネットを揺らした。

今季7試合目にして初の先取点を挙げ、試合を折り返した横浜FCだが、その後半の頭から呉屋と神谷を投入して巻き返しを図る柏が早々にカウンターからビッグチャンス。クリスティアーノとの一対一に持ち込まれたが、GK南が身体を張り、死守する。

突破口を探る柏は仲間も投入するなか、神谷起点の攻めからチャンスを作り、江坂や上島がフィニッシュ。とりわけ、右サイドで獲得したFKのチャンスから上島がダイビングヘッドで合わせた68分の場面は決定的だったが、GK南の好守に遭ってしまう。

何とか連敗を阻止しようと敵陣内で時間を進める柏だが、凌ぎ続ける横浜FCも終盤まで1点リードの展開をキープ。守備一辺倒の流れを強いられるなかで、83分に小川、瀬古、伊藤の交代を施してバランスを修正するなど、逃げ切り姿勢を強める。

89分にもGK南にファインセーブされ、ゴールが遠い柏だが、90分に左CKのチャンスを獲得すると、キッカーの神谷が右足でクロス。これがゴール前の混戦を生み、こぼれ球に反応した大南が蹴り込み、柏が執念を見せる形で追いついた。

結局、黒星続くトンネルからの脱出を狙う両者の一戦は1-1に終わり、横浜FCは開幕からの連敗を「6」で止めたものの、今季初勝利を目前に逃す悔しい結果に。柏も勝利を逃したが、連敗を「4」で止め、敵地で勝ち点1をゲットした。

横浜FC 1-1 柏レイソル

【横浜FC】

田代真一(前38)

【柏】

大南拓磨(後45)