それは、空港に到着したときの手順というよりも、Mr.ビーンのエピソードのような光景だった。エルリング・ハーランドの代理人…

それは、空港に到着したときの“手順”というよりも、Mr.ビーンのエピソードのような光景だった。エルリング・ハーランドの代理人であるミノ・ライオラと、選手の父親であるアルフ・インゲは、1日(木)、バルセロナ・エル・プラット国際空港のプライベート・フライト・ターミナルに降り立った。
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48歳の元選手は、ジャーナリストやパパラッチが来ることを想定していた。そして、記者に追われるような試練を味わう必要はないと考えたハーランドの父親は工夫した。ライオラが先に出発して、FCバルセロナの警備員と共に乗車。一方、ハーランドの父親はカメラが消えるまで空港のトイレで待っていた。
彼のアイデアは、ライオラが“おとり”になって、他のジャーナリストやカメラマンを引き連れてその場を離れ、アルフ・インゲに“自由”を与えることができるというものだったのだ。
ライオラは確かに出発して車に乗り込むところを撮影されていたが、カメラはターミナルの出口から動かなかった。30分後、待ち合わせ場所に向かうために別の車が待機していたが、アルフ・インゲは空港を離れることにした。
これは、ライオラとアルフ・インゲの“ツアー”の最初の訪問先での奇妙な逸話であることは間違いない。彼らは、午後の早い時間にマドリードでフロレンティーノ・ペレスと会い、来週はチェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティとも会う予定である。