現地4月1日、「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月24…
現地4月1日、「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月24日~4月4日/ハードコート)男子シングルス準々決勝で、世界ランキング5位のステファノス・チチパス(ギリシャ)がフベルト・フルカチュ(ポーランド)に6-2、3-6、4-6で敗れた。途中まで優勢に立っていたチチパスは、逆転負けを喫したことで失望を露にしている。【実際の動画】勝負の分かれ目でフルカチュが見事な逆襲!
チチパスにとってフルカチュと対戦するのはこれが8度目で、過去の対戦成績は6勝1敗と圧倒していた。しかしこの試合では、チチパスが第1セットを6-2で先取した後、続く第2セットで先にブレークしたものの、第3ゲームで2つあったブレークチャンスを逃すと、第4ゲームで取り返されてしまう。3-3で迎えた第7ゲームでもチチパスは2度のブレークチャンスを生かせず相手にキープされると、直後に逆にブレークされ、セットカウント1-1に。
そして互いにキープする展開が続いた最終セットでは、第5ゲームでチチパスが40-0とリードしながらも追いつかれ、この試合で3度サービスゲームを失うことに。13回あったブレークチャンスのうち3回しかものにできなかったことも響き、そのまま逆転負けを喫した。
試合後、チチパスは大会中に多くのストレスを抱えていたことを明かしている。「この2週間、すごくストレスを感じていた。特に今週はひどかったよ。今回はチャンスだと思っていたし、うまくプレーできていたと思う。でも、もっと素晴らしいプレーができるんじゃないかってずっと感じていたんだ」
完璧主義者であることで知られるチチパス。それが悪い方向に働いてしまったようだ。
「負けてがっかりだよ。すごくね。勝利を手中に収めたはずだったのに、なぜか手からこぼれ落ちてしまった。すべてをうまくコントロールできていたのに、突然、よくわからないけど、自分の中で何かが弾けたんだ…。ただ、この2週間は素晴らしかった。いい思い出がたくさんできたよ。ここでプレーできて楽しかった」
また、第2セットの第4ゲームでブレークされたことを残念そうに振り返った。
「もうブレークする必要はなかった。サービスゲームをキープするだけで良かったんだ。でも、そうはならなかった。(第7ゲーム、15-40でチチパスにブレークチャンスという場面で)フルカチュのフォアハンドのショットがライン上に決まったね。あれは彼にツキがあったんだろうね。この1週間、あんなショットは見ていなかったのに、僕のブレークチャンスの時に出るんだから」
もしもその第7ゲームでブレークし、続くサービスゲームをキープできていれば5-3と勝利に大きく近づいていたチチパスは、そうできなかったことを悔やんでいる。「3-5で負けている時のサービスゲームでは、その選手は意気消沈しているはずだ。そんな時は勝てる希望はゼロと言える…そんな風に彼をノックアウトすることができていたはずなんだ。運もなかったよ」
「第2セットの第3ゲームまでは信じられないような素晴らしいプレーができていた。誰にも止められない勢いだった。なのに、第7ゲームの15-40で迎えたあの一本のショットですべてがひっくり返った…。ホルカシュは見事だったね。でも僕も負けるような展開ではなかったと思う。絶対にね。僕が勝つはずだったんだ」
逆転勝利を収め、初のマスターズ準決勝進出を決めたフルカチュは「とにかく戦い続けようとした。試合をひっくり返すことができて本当に嬉しいよ。最初は力を入れ過ぎていたから、途中から少し相手に合わせるようにしたんだ」と話している。
勝ったフルカチュは準決勝で第4シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦する。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP1000 マイアミ」準々決勝でのチチパス
(Photo by Michael Reaves/Getty Images)