アシックスジャパン株式会社は4月2日、 “日本バスケットボール界のホープ”河村勇輝(東海大)とアドバイザリースタッフ契約を結んだと発表した。同社が大学生と契約を締結するのは初めて。アシックスが製品の提供などでサポートし、河村が商品の開発面で…

アシックスジャパン株式会社は4月2日、 “日本バスケットボール界のホープ”河村勇輝(東海大)とアドバイザリースタッフ契約を結んだと発表した。同社が大学生と契約を締結するのは初めて。アシックスが製品の提供などでサポートし、河村が商品の開発面でのアドバイスや販売促進を担う。大谷翔平(エンゼルス)やイニエスタ(ヴィッセル神戸)ら一流のアスリートが名を連ねる『チームアシックス』に仲間入りした河村は「日本を代表するメーカーの一員になることができてワクワクしている。思い入れのあるシューズを履いて夢の実現に向けて頑張っていきたい」と意気込んでいた。

河村は2019-20年シーズンに三遠ネオフェニックスに特別指定選手として加入し、Bリーグデビュー。当時の最年少出場・得点記録を更新した。20-21年シーズンにも横浜ビー・コルセアーズでB1リーグの舞台で戦ったほか、東海大のオータムカップ優勝に大きく貢献した。河村の活躍を支えるのは、アシックス製のシューズ『グライドノヴァF F』。優れたグリップ性と足への負担を軽減する軽量性が特徴だ。ポイントガードとして切り返すプレーを多用する河村にぴったりの性能となっている。「このバッシュだからこそ、スピードを生かした自分のプレースタイルができている。パフォーマンスを最大限に発揮させてくれる」と厚い信頼を置いている。

河村は小学生のミニバス時代からアシックスを愛用してきた“ヘビーユーザー”。柳井中(山口県)で全国ベスト16に入った時も、福岡第一高(福岡県)でウィンターカップ2連覇を達成した時も、常にアシックスを履き続けてきた。「色々なメーカーを試したけれど、一番フィットする。日本人の足に合うシューズだと思う」と変わらない愛着を語る。

この日にアシックスジャパン本社であった契約締結の発表会では、同社の常務執行役員松下直樹氏が「若くして実績を重ねてきた次世代を担う選手。共に挑戦を進めていきたい」と期待を込めて、シューズを模した特大名刺(高さ57.5㎝、幅95㎝)を手渡した。河村は「多くの人にアシックスのバッシュの良さを知ってもらうために活動したい」と力強く答えた。

アシックスが男子バスケットボール選手と契約を結ぶのは、篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)、張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、橋本竜馬(レバンガ北海道)に続き4人目。初となる大学生でのアドバイザー契約を交わした河村は「多くの方の尽力があって実現することができた。しっかり責任を果たしていきたい」と気を引き締める。

大学2年生に進級し、また5月に成人を迎える河村には“目標”と“夢”がある。まずは東海大バスケットボール部の一員としてインカレで優勝し、天皇杯でBリーグのチームを破ることだ。そして日本代表のポイントガードとして、世界を舞台に活躍する夢を描く。「夢の実現のためには、アシックスのシューズが欠かせない。思い入れのあるバッシュを履いて活躍し、バスケ界と日本を盛り上げていきたい」とさらなる飛躍を誓った。