世界選手権でV3チェン、「彼は五輪で2度優勝している。私は1度も…」 フィギュアスケートの世界選手権で3連覇を飾ったネイサン・チェン(米国)が五輪連覇王者・羽生結弦(ANA)に改めて言及。「今でも私は彼に魅せられている」などと語っている。I…

世界選手権でV3チェン、「彼は五輪で2度優勝している。私は1度も…」

 フィギュアスケートの世界選手権で3連覇を飾ったネイサン・チェン(米国)が五輪連覇王者・羽生結弦(ANA)に改めて言及。「今でも私は彼に魅せられている」などと語っている。IOC運営の五輪専門メディア「オリンピックチャンネル」が報じている。

 かねてから羽生に対するリスペクトの思いを示すチェン。世界選手権が終わった後、インタビューで改めて好敵手への思いを口にしている。

 チェンは羽生に対して「彼は五輪で2度優勝している。そして私は1度もない。だから私たちは全く別の空間にいる」「彼と関わる中で感じるのは、彼はとても純粋な人間で、ナイスな人柄を持っている」などとコメントし、さらにこう続けている。

「そして、彼と話すことはとても楽しい。私は彼の14年の五輪と18年の五輪を見て、刺激を受けて育ってきた。そして今も。彼は長い間成功を収めている。それは本当にチャレンジングなことだし、感銘を受けている」

 羽生が3位だった世界選手権で3連覇を飾るなど、実績を積み上げ続けるチェンにとって、羽生は憧れの存在であり続けている。

羽生らとの関係は「いつも友好的。本当に素晴らしいこと」

「彼はスター性を感じさせる選手。今でも私は彼に魅せられている」

 21歳のチェンにとって5歳上の羽生をはじめ、トップスケーターたちとの時間はかけがえのないものだという。

「子どもの頃から競争相手がいることは、不必要なドラマや緊張を生み出してしまうのではないかと心配していた。だけど正直、彼だけでなく他のトップ選手に対して今までそれを感じたことはない。いつも友好的だ。全員が、各々の仕事量に対してリスペクトの気持ちを持っている。これは本当に素晴らしいこと」

 チェン、羽生は15日に開幕する「国別対抗戦2021」(丸善インテックアリーナ大阪)に出場する。再び氷上で相まみえる両者がどんな演技を見せてくれるのか、楽しみにしたい。(THE ANSWER編集部)