ダイアデムより幅広いプレーヤーに合う軽量モデルが新発売昨年、日本に上陸し、多く…
ダイアデムより幅広いプレーヤーに合う軽量モデルが新発売
昨年、日本に上陸し、多くのユーザーから好評を得ているアメリカ初のテニスブランド「DIADEM(ダイアデム)」が、3月20日に新モデル「ELEVATE 98 LITE(エレベート 98 ライト)」、「NOVA 105 LITE(ノバ 105 ライト)」、「NOVA 105 ULTRALITE(ノバ 105 ウルトラライト)」を発売した。
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元ATPプロ選手やツアーコーチによって、2015年に立ち上げられた同ブランドは、ストリングブランドとして急成長を遂げると、今度はラケット開発に着手。プロだけでなく契約コーチやジュニアプレーヤーなどからフィードバックを得て、製品に落とし込んでいく。その中で同社のメインラケットとして完成したのが、「エレベート」と「ノバ」シリーズである。
「エレベート」は、安定性と力強さを兼ね備えた打球感をもたらすフレームで、16×20のストリングパターンを採用することでスピンとコントロールを両立できるようにしている。また、「ノバ」は爆発的なパワーを生み出すための“やさしさ”と操作性の高さを追求。広いスイートスポットを作り出し、幅広いプレーヤーにパワーを与えるという。
そして、3月20日に発売されたのが、より日本人にとって扱いやすいラケット重量が290g以下の3モデルとなっている。
前置きが長くなってしまったが、今回発売となったダイアデムの試打会に編集部(川)が潜入。3モデルの試打を行った。山﨑千鶴プロのコメントとともに、ぜひ試打インプレッションをチェックしてほしい。
エレベート 98 ライト
価格:30,000円+税
ヘッドサイズ:98平方インチ
重量:290g
バランスポイント:330mm
フレーム厚:21.5mm
レングス:27インチ
ストリングパターン:16×20
グリップサイズ:0,1,2,3
ノバ 105 ライト
価格:30,000円+税
ヘッドサイズ:105平方インチ
重量:285g
バランスポイント:330mm
フレーム厚:23-24.5mm
レングス:27インチ
ストリングパターン:16×19
グリップサイズ:1,2,3
ノバ 105 ウルトラライト
価格:28,000円+税
ヘッドサイズ:105平方インチ
重量:275g
バランスポイント:345mm
フレーム厚:23-24.5mm
レングス:27インチ
ストリングパターン:16×19
グリップサイズ:1,2,3
山﨑千鶴プロ
「エレベートはしっかりしたラケットで意外とパワーもあって、ボールコントロールもしやすいかなと感じました。自分から攻める人にはお勧めだと思います。ノバは楽に飛んでくれて、ボールが食いついてくれるのでコントロールもしやすいし、打っていて楽しかったですね。振り感も楽でしたし、面を合わせただけでしっかり返球できるようなラケットになっているので、一般のパワーのない人でもやさしいラケットになっているかなと思います」
編集部(川)
「エレベート98ライトは、しなるラケットが多くなっている中でしっかりしている印象。だからこそ、安心してハードヒットできるし、インパクトのフィーリングがいいため、いろんなショットを打ちたい人にとっては満足できる1本になっているかなと思う。加えて、ライトと言えど、290gという重さになることで、長い試合になっても最後まで振り切れるラケットになっているかなと思う。一方、ノバはピュアな打感でボールをスーッと飛ばすことができるラケットだなというのが第一印象。ラケット重量がこれまで以上に軽くなり、女性でも扱いやすくなっているし、「ダブルスしかプレーしません」という人ならネット際でも返球しやすくなるだろう」