サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出される…

サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は大邱FCのブラジル人FWセシーニャが決めたフリーキックだ。

母国ブラジルで多くのクラブを渡り歩いたセシーニャは、2016年2月にレンタル移籍で大邱FCに加入。翌年完全移籍で移籍を果たしている。

大邱FCではここまで公式戦170試合で72ゴールとゴールを量産しているセシーニャだが、2020年10月17日に行われたKリーグ1第3節の金泉尚武FC戦では、素晴らしいFKを決めている。

0-2と大邱ビハインドの79分、ペナルティーアークの外、ゴール正面の絶好の位置で大邱がFKのチャンスを得る。キッカーのセシーニャは短めの助走から直接ゴールを狙うと、ボールは壁の右側を抜けてから急激に縦に落ち、そのままゴール右下に決まった。

FKから一矢報いることに成功した大邱FCだったが、1-2で敗れている。