「特集:なぜ『呪術廻戦』にハマるのか」(3)証言者:宮本佳林 証言者2:横浜DeNA今永昇太>> 呪いを呪いで祓う―…
「特集:なぜ『呪術廻戦』にハマるのか」
(3)証言者:宮本佳林 証言者2:横浜DeNA今永昇太>>
呪いを呪いで祓う――。そんな壮絶な闘いが繰り広げられる物語の世界観にハマる人が続出している『呪術廻戦』。今回は、『呪術廻戦』が「大好き」という、アイドルグループJuice=Juiceの元メンバーで現在ソロアーティストとして活動する、宮本佳林さんにその魅力を熱く語ってもらった。
※ネタバレもあります
***

呪術廻戦について語りつくしてくれた宮本佳林さん
――『呪術廻戦』の大ファンだということですが、どハマりしたきっかけは?
「バトル系のマンガが好きで『鬼滅の刃』を目的に『週刊少年ジャンプ』を読んでいたんですが、その流れで『呪術廻戦』を読み始めたんです。『鬼滅の刃』とはまったく違う世界観に惹かれました。私は音楽もそうなんですけど、少しドロッとしたものが好みなんです」
――ドロッとしたもの?
「例えば、こじらせたり苦しんだり......、ある意味、人間味あふれるというか、負の部分かもしれないけど、そこに美しさを感じるんですよね。『呪術廻戦』のキャラクターは、それぞれが暗い過去や、心の闇を抱えていて、そういう姿がわたしの心にすごく響いたんです。あと、私は妄想癖もあるのでキャラクターの表情から感情を想像したりして、そういった感じで結構楽しんでいます(笑)」
――キャラクターのなかでは、釘崎野薔薇(くぎさき・のばら)が好きだと聞いています。
「そうなんですよ! かわいい女の子が大好きです。加えてちょっと口が悪いと(私は)落とされちゃう(笑)。遠慮をしたり、周りの空気に合わせてしまう私とはまったく真逆のタイプなんですよね。『(命を)懸けられるわ。私が私であるためだもの』と言い切る野薔薇ちゃんはカッコいいし、『このままじゃどうせ死ぬんだ』って"共鳴り(ともなり)"を自分に打ち込むシーンとか、すごいなって思うし憧れます」
――『呪術廻戦』の女性キャラクターは気の強いタイプが多いですよね。
「そうですね。高専(東京都立呪術高等専門学校)の先輩の禪院真希(ぜんいん・まき)さんも好きで、野薔薇ちゃんが『真希さんに憧れています』っていうシーンとか、強いふたりだからこそ通じ合うなにかがあるのかと思うとキュンとしちゃいますよね」

宮本さんが集めた呪術廻戦グッズ
――"呪力"や"術式"というギミックが魅力のマンガですけど、宮本さん自身、こんな"術式"を使ってみたいっていうのはありますか?
「そういったことも妄想したりするんですけど、やるなら自分ならではの術式を身につけたいですよね。例えば相手の脳内を読んで破壊するような術式はないので、そういうのが欲しいなって。まあ、そう思いつつ野薔薇ちゃんの"芻霊呪法(すうれいじゅほう)"はやってみたいですよね。めちゃくちゃカッコいいし、"かんざし"でバンってやってボンって相手をやっつけてみたい」
――ユニークな術式ですよね。
「はい。あと野薔薇ちゃんは、交流戦の前にパンダから体術を習って、かなりモノにしていて、そういった姿もいいなって。体術には惹かれるものがあって、だから真希さんが好きだっていうのもあるんです。戦闘シーンは(カッコよすぎて)落とされますね(笑)」
――体術といえば重要なのはフィジカルですけど、宮本さん自身、運動神経のほうは?
「子供の頃から芸能活動をしていたので特定のスポーツをやったことはほとんどないのですが、学校でやる体育や体力テストでは真ん中よりも上には絶対に行けるタイプでした。ただ球技だけは苦手ですね(苦笑)」
――体術は興味ありますか?
「あります! 真希さんが使っていた呪具で"游雲(ゆううん)"ってヌンチャクみたいのあるじゃないですか。アレはカッコいいし、使ってみたいなって思いますね」
――武術系の武器はかなり作品に登場しますね。
「すごく興味深いですよね。私もアクションができるようになりたいなって思いもあって、それこそ機会があればワイヤーアクションとか経験して、今後に生かすことができたらなって考えています。あとは射撃もやってみたいです」
――そこは真希ではなく禪院真依なんですね(笑)。
「はい。都内でもできる場所があるって聞いていますし、どれだけ難しいものなのか体感したいんですよね」
――このマンガを語る上で重要な"黒閃"という打撃技がありますが、呪力の核心に触れることはもちろん、一度出すとゾーンに入ることができます。宮本さんは芸能活動でゾーンに入るようなことはありますか。
「やっぱりステージで歌うときですよね。私は自分から『よし、やるぞ!』って思えば一瞬で入れるタイプなんです。頭の回転が4~5倍になる感覚でライブ中、予期せぬことが起こったときにありえないスピードで対処できたりするんですよ。
例えばイヤリングが片方外れてしまったら、次のどの振り付けで拾うかとか自分の歌割りを意識しながら判断をしたり......。またそこで考えごとをしているような表情をしてはいけないので笑顔を絶やさないよう、いろんなことが数秒で進行するような感じなんです」

大好きだという釘崎野薔薇が表紙の3巻と一緒に
――おお、それはすごいですね。
「いつか私も黒閃が打てるかもしれませんね(笑)」
――楽しみですね。怒涛の展開で先行きがまだまだわかりませんが、この作品とどのようにつき合っていけたらと考えていますか。
「『呪術廻戦』を読んでいて思うのは、呪術師という人間がいる一方、呪霊もまた人間がいないと成り立たないということ。善と悪は表裏一体というか、どのエピソードも社会や物事の核心を突くストーリーだと感じています。それぞれの目線があって、自分が正義だと誰もが思って行動をしている。私も含めてですが、今はそうやって行動している人って少ないと思うし、大勢の意見に流されてしまうことが多いと思うんです。
だけど『呪術廻戦』のキャラクターたちは、さっきも言ったように心の闇を背負いながらも、自分の中に太い芯があるし、自分を信じて行動しているのがカッコいいなって思うんですよ。本当そこが魅力ですよね」
――生き方や大義ってものを考えさせられますね。
「はい。だから『呪術廻戦』はすごく人生のプラスになっているし、生きる糧でもあるんです。もうホント、毎週『週刊少年ジャンプ』が発売されるのとアニメを見るのを楽しみにこれからも生活していきたいと思います(笑)」
スタイリスト/橋田ちか 衣装協力/titty&Co
(証言者4:RENA>>)
Profile
宮本佳林(みやもと・かりん)
1998年12月1日生まれ。
2013年、ハロー!プロジェクトJuice=Juiceのメンバーとして14歳でメジャーデビュー。これまでアイドルとして第一線を走ってきた。昨年12月、日本武道館での「Juice=Juice コンサート2020 〜続いていくSTORY〜 宮本佳林卒業スペシャル」公演を持ってJuice=Juiceを卒業。現在はソロアーティストとして活動している。
オフィシャルブログ>>
Twitter>>