リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、主力級のセンターバックの相次ぐ離脱で困難を強いられている。昨シーズンのレッズは、フィルジル・ファン・ダイクを中心にプレミアリーグとヨーロッパで最も堅固なディフェンスラインを築いていたが、大黒柱の長期離…

リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、主力級のセンターバックの相次ぐ離脱で困難を強いられている。昨シーズンのレッズは、フィルジル・ファン・ダイクを中心にプレミアリーグとヨーロッパで最も堅固なディフェンスラインを築いていたが、大黒柱の長期離脱から始まり、ジョー・ゴメスやジョエル・マティプといったチームメイトの離脱により、監督の計画は完全に崩れた。この冬にオザン・カバクとベン・デイビスを獲得して補強したが、チャンピオンシップのプレストン・ノースエンドから加入した後者はデビューすらしていない。
シャルケ04からのローンで加入したトルコ人選手には3000万ユーロでの買取オプションが付随しているが、現状のままでは行使せずにシャルケへの返却が現実的で、アンフィールドでは再びディフェンスを補強したいと考えているようだ。
ファン・ダイクが完全に復帰するのを待つ間、彼らは才能と将来性豊かなイブラヒマ・コナテを4000万ユーロ(約51億円)の契約解除条項を支払う準備ができていると『The Athletic』が伝えている。
RBライプツィヒのセンターバックは現在、フランス代表としてU-21欧州選手権(グループステージ)に出場している。初戦のデンマーク戦(0-1●)には出場しなかったが、2-0で勝利した第二節のロシア戦ではセビージャのDFジュール・クンデとコンビを組んで出場した。
21歳のコテナはライプツィヒでレギュラーとしてプレーしている訳ではない。怪我のため2度戦線を離れた影響もあり、今シーズンの公式戦出場は15試合に留まっている。ブンデスリーガで9試合、チャンピオンズリーグで6試合に出場したが、ラウンド16での新天地となる可能性のあるリヴァプールとの試合はいずれも出場機会がなかった。
ライプツィヒでは、ダヨ・ウパメカノもプレーしており、ヨーロッパのビッグクラブから獲得を望まれた選手である。同選手は来季から活躍の場をバイエルン・ミュンヘンに移すことが決まっている。
コナテは完全なレギュラーではないものの、同胞である彼の横で成長しており、リヴァプールはファン・ダイクの横で成長を続けられると信じている。