驚きのデビューだ。2月2日、パナソニックワイルドナイツから2017年度の加入選手として発表されたSH小山大輝(大東大)、SO松田力也(帝京大)が、2月11、12日にブリスベンで開かれる「ブリスベン・グローバル・テンズ」に選手登録。一足早く…

 驚きのデビューだ。2月2日、パナソニックワイルドナイツから2017年度の加入選手として発表されたSH小山大輝(大東大)、SO松田力也(帝京大)が、2月11、12日にブリスベンで開かれる「ブリスベン・グローバル・テンズ」に選手登録。一足早くパナソニックの一員としてデビューする可能性が出てきた。同じく加入が発表されたLO/FL宮川智海(関東学大)、CTB/WTB戸室達貴(大東大)もチームと帯同する。

 2月2日から「ブリスベン・グローバル・テンズ」に向けた練習を再開させたワイルドナイツ。風速10㍍、体感気温2度の中、出場予定メンバーと新年度のルーキー4人が1時間半近い練習をこなした。「あの若さで世界と戦えるなんて羨ましいですよ」と言うのは練習でリーダーを務めたWTB北川智規。現在は大学生の彼らだが、海外の大会とあって出場が可能となるわけだ。
 裏には苦しい台所事情もある。今シーズン、SHの登録は3人。そのうち田中史朗、内田啓介の2人がサンウルブズ参加で不在とあって、専門職のSHは1年目の高城佑太ひとり。そこでルーキー二人にチャンスが巡ってきた。小山は「実際にSRのプレーを見て吸収したい」と腕をぶす。

 北川は「テンズは、セブンズのコンタクトがあるバージョン。スクラムもブレイクダウンもプレッシャーかけるし、スペースはいっぱいある。相当体力を削られると思う」と分析する。ただ、チームに巡ってきたチャンスの重さは分かっている。「誰もができる体験じゃない。遠征自体、プラスしかない。SRの選手と対戦するのも楽しみだし、テンズでアピールして這い上がろうと思ってる選手もいて、そういうギラギラした中でやるのは久々なので、楽しみです」。
 大会の選手登録は26名。試合ごとの登録メンバーは18人で、入替自由。今季パナソニックに加入したFLデービッド・ポーコックは不参加。本人は出場する意思を見せたが、昨年11月に来日して以来のハードワークを考慮してメンバーから外れた。
 CTBリチャード・バックマン、WTBタンゲレ・ナイヤラボロはそれぞれSRハイランダーズ、ワラターズでプレーするためにメンバー外となった。ジャック・コーネルセンはオーストラリア出身の第3列で練習生として今季から練習に参加している。

【パナソニックワイルドナイツ 出場メンバー】
ヴァル アサエリ愛、坂手 淳史、川俣 直樹、谷田部 洸太郎、ヒーナン ダニエル、谷 昌樹、長谷川 崚太、飯島 陽一、高城 佑太、小山 大輝、ベン・ガンター、ホラニ 龍コリニアシ、ジャック・コーネルセン、田村 エムセン、山沢 拓也、ベリック・バーンズ、松田 力也、山田 章仁、林 泰基、百武 優雅、森谷 圭介、北川 智規、梶 伊織、藤田 慶和、児玉 健太郎、三輪 忠寛

「ブリスベン・グローバル・テンズを現地で観戦しよう!」
カンタス航空はブリスベンへ毎日運航
往路成田発19:30ブリスベン着5:40(翌日)
復路ブリスベン発9:50成田着18:00
(2017年3月25日までのスケジュールです。 スケジュールは予告なく変更になる場合があります)

ブリスベン・グローバル・テンズ サイトbrisbaneglobaltens.com
カンタス航空予約サイトqantas.com
カンタス航空のサービスstyle.qantas.jp/features
※オーストラリア渡航には電子ビザ(ETA)が必要です。