エース石田は3安打14奪三振の完封、打線は14安打8得点と爆発

 主将不在もチーム一丸となった東海大相模(神奈川)が8-0で福岡大大濠(福岡)に勝利し3年ぶりのベスト4進出を決めた。エース左腕・石田隼都投手が3安打完封、14奪三振の快投をみせると、打線は代役主将を務めた門馬敬治監督の次男・功が2ランを放つなど14安打8得点と圧倒した。

「特にチームが得点を取れていない2試合があったので。多くの方からそういう声を僕も選手も耳にしていたので。点を取れたことの方が選手たちに勢いついた」

 名門の意地を見せつけた。投打で圧倒し4強入りを決めた門馬監督は笑みを浮かべながらこう答えた。

 初戦の東海大甲府戦(山梨)は9安打3得点で延長11回を制し、2回戦の鳥取城北戦(鳥取)では5安打1得点で1-0で勝利。打線が課題、打てない、貧打……周囲から聞こえてくる雑音を吹き飛ばすには結果で示すしかなかった。

 この日は初回に2本のタイムリーで2点を先制すると、2回には急性胃腸炎でベンチを外れた主将の大塚瑠晏に代わりキャプテンを務めた門馬功が左翼席へ2ランを放つなど一挙4点を奪い序盤で試合を決めた。

 次男の一発には「追加点がほしいところだったので。(親子の)感情なく一選手のホームラン」と指揮官は淡々と語ったが、5打数3安打2打点と1番打者としてチームを牽引したのは間違いない。

 休養を挟み31日の準決勝は天理と対戦する。「達君もいて打線活発。能力の高い選手が落ち着いて甲子園でプレーしている強さを感じる。最後のプレーまでしがみついて挑んでいきたい」。打線に力強さが戻り、エース石田を含め複数の投手が結果を出している東海大相模が頂点を目指していく。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)