29日、SAISON CARD CUP 2021でU-24日本代表はU-24アルゼンチン代表と対戦する。 26日に東京ス…

29日、SAISON CARD CUP 2021でU-24日本代表はU-24アルゼンチン代表と対戦する。

26日に東京スタジアムで対戦した日本とアルゼンチン。その試合では0-1でアルゼンチンが勝利を収めていた。

そこから中2日。東京オリンピックと同じスケジュールで移動を伴って行われる一戦。北九州での第二ラウンドをどう戦うのかは大きな注目を集める。

◆第1戦の反省を

海外組、そしてA代表組と国内組を融合させた今回のチーム。本番まで4カ月となったこのタイミングで、南米予選1位のアルゼンチンと2試合を迎えることとなった。

初戦はアルゼンチンの高さを生かしたプレーで先制を許すと、その後は得点こそ許さなかったものの、随所に差を感じる展開に。後半は日本が何度かチャンスを迎えたが決めきれず。一方で、アルゼンチンは危なげない試合運びを見せリードを守り、初戦での勝利を収めることとなった。

この試合、アルゼンチンが早々に先制したこともあってか、日本はなかなか形を作ることができなかった。試合後にMF久保建英は「今日は内容自体は悪くなかったと思いますが、残るのは結果」とコメント。その言葉通り、東京オリンピックの本番であれば、何よりも結果が重視される。その意味では勝ち点を奪えなかった結果は反省すべきだろう。

試合に出場した選手たちが口を揃えるのが「想像を超えていた」というアルゼンチンの強さ。球際の強度や寄せるスピード、個の部分は実際に対峙しなければわからない部分が多く、スカウティングでは計り知れない部分だ。その点では、ここで経験したことをしっかりと繋げる事が重要になる。

また、特に気になったのは、選手の距離感だ。海外組が加わったもののJリーグでプレーする選手もピッチに立っていた。そこで生まれるギャップが距離感。Jリーグの間合いと同じ感覚では、アンダー世代でもアルゼンチンの方が寄せてくる距離やリーチが違い、ここぞのパワーという点でも相手が勝ってしまう。そこを第1戦でどう感じ、短い時間でどこまで調整できるかが課題となる。

2試合連続で同じ相手とやれる意味。横内昭展監督は「2戦目はもっとやれると思います」と語り、1戦目の反省をして戦えると感じているとのこと。そこの課題は「得点になってもおかしくないシーンもあったので、少ない中でも得点に持っていけるように精度を上げないといけないと思っています」と語り、ゴール前の精度を課題に挙げた。

◆連勝を目指すアルゼンチン

対するアルゼンチンは、日本戦での連勝を目指して臨んでくる。フェルナンド・バティスタ監督も「戦い方という点についてはこれまで1試合1試合戦ってきたのと同じ形で臨みたいと思う」と語り、初戦と同じ位置づけてプレーするとした。

試合中にシステムを変えること、戦い方を変えることを見せ、しっかりとペースを握り続けてきたアルゼンチン。この2戦目でも同様に先制点を奪って試合を上手くコントロールすることを目指してくるはずだ。

メンバーについても「できるだけ多くの選手のプレーを見たいと思っている」と語り、トレーニングを見て試合の直前に決めるとコメント。コンディションを優先することになりそうだが、オリンピック本番を想定して連戦でパフォーマンスを試すこともあるだろう。

前回ゴールを決めたFWアドルフォ・ガイチなど日本にとっては要注意選手が並ぶ可能性もあり、警戒したいところだ。

◆予想スターティングメンバー[4-2-3-1]

GK:沖悠哉

DF:菅原由勢、瀬古歩夢、板倉滉、古賀太陽

MF:田中碧、中山雄太

MF:三好康児、久保建英、三笘薫

FW:田川亨介

監督:横内昭展

コンディション面が読めないところはあるが、オリンピックを想定するのであれば大幅なターンオーバーはしないと予想する。

GKは引き続き沖悠哉(鹿島アントラーズ)が務めると予想する。大迫敬介(サンフレッチェ広島)が続けて先発する可能性が高いとの見方もできるが、実戦で沖を試すという可能性は捨てたくない。鹿島で見せているパフォーマンスを出せるかに注目だ。

最終ラインは26日に出場した菅原由勢(AZ)と板倉滉(フローニンヘン)は継続して先発すると予想。一方で、CBの一枚が瀬古歩夢(セレッソ大阪)が入ると予想。そして左サイドバックは26日の試合で途中出場した古賀太陽(柏レイソル)が先発すると予想する。守備面の安定を図った上で、攻撃に圧力をかけていきたいところだ。

ボランチに関してはキャプテンの中山雄太(ズヴォレ)が継続して先発と予想。そしてその相方は、出場停止がとけた田中碧(川崎フロンターレ)が入ると予想する。ダイナミックなプレーを信条とする田中が前線とどう絡んでいくのかに注目だ。

2列目より前は初戦と同じ。三好康児(アントワープ)、久保建英(ヘタフェ)、三笘薫(川崎フロンターレ)が2列目、1トップには田川亨介(FC東京)が入ると予想する。

今回の招集の1つの目的は攻撃陣の組み合わせ、連携、互いの感覚の確認と言える。2試合連続で同じ相手に同じメンバーでどう戦うのか。第1戦の反省をどう見せていくのかに注目が集まる。

U-24アルゼンチン代表の試合は29日の19時45分から北九州スタジアムで行われる。