アイスダンス世界王者&五輪銀メダリストのイリヤ・アベルブフ氏が言及 フィギュアスケートの世界選手権女子シングルが26日までスウェーデン・ストックホルムで行われ、アンナ・シェルバコワが初優勝、エリザベータ・トゥクタミシェワが2位、アレクサンド…

アイスダンス世界王者&五輪銀メダリストのイリヤ・アベルブフ氏が言及

 フィギュアスケートの世界選手権女子シングルが26日までスウェーデン・ストックホルムで行われ、アンナ・シェルバコワが初優勝、エリザベータ・トゥクタミシェワが2位、アレクサンドラ・トルソワが3位に入り、ロシア勢が表彰台を独占した。母国の五輪メダリストは、3選手について語っている。

 同国初めて世界選手権の表彰台を独占した今大会。アイスダンスの世界王者でソルトレイクシティ五輪の銀メダリスト、イリヤ・アベルブフ氏も女子シングルについて見識を述べている。言葉を紹介したのはロシアメディア「championat.com」。振付師でもある同氏はこう語っている。

「みんな幸せです。我々の女子スケーターたちにとって特筆すべき結果です。客観的に、みんなこれを期待していました。困難を乗り越えて、それぞれが自分のメダルに到達しました」

 同氏は喜びを表現した。16歳で優勝したシェルバコワ(28日で17歳)について「単純に素晴らしい」と称賛。さらに「フリーですべてがうまくいったわけではありませんでしたが、彼女は自分自身が本物の戦士であることを見せ、最後まで滑りきりました。シーズンの過程で彼女は優れたプログラムを見せていました」と振り返った。続けて24歳のトゥクタミシェワについてはこう語っている。

トゥクタミシェワの2位は「みんなの功績」

「本当に偉い子です、単純にブラボーです。とても価値のあることです。彼女の涙がそれを物語っています。それはみんなの功績です:リーザ、アレクセイ・ミーシン氏、そして彼女に関わる残りのすべての人の」

 トゥクタミシェワは優勝した2015年以来の世界選手権表彰台。6年ぶりの出場で歓喜の涙を流した。同氏は3位に入ったトルソワについても「そのような難しいフリープログラムを滑りきったサーシャ・トルソワはブラボーです。SPの大きなミスだけが、彼女が金メダルを目指して戦うことを可能にしませんでした」と解説。SPは12位で出遅れたことを指摘していた。

 日本勢にとって来年の北京五輪でも強力なライバルになるかもしれない。(THE ANSWER編集部)