4月のアンタレスS、5月の平安Sとともに6月下旬に大井競馬場で行われる帝王賞へと向かうステップレース。本番まで期間が…

 4月のアンタレスS、5月の平安Sとともに6月下旬に大井競馬場で行われる帝王賞へと向かうステップレース。本番まで期間があるということに加え、ハンデ戦というのが妙。過去10年で1番人気馬は1勝で、6番人気以下が6勝。伏兵馬が台頭してくるケースも少なくなく、馬券的には妙味があるレースだ。

 とはいえ、今年は◎アメリカンシードが強そうだ。芝ではやや決め不足の面があった馬だが、ダート転向後は3戦3勝。いずれも後続を引き離している。スピードの違いでハナに立つケースが多いが、犬山特別では控える競馬もクリア。逃げ、先行馬が有利な舞台というのはアドバンテージだが、まだ重賞実績がない馬だけに55キロとハンデも恵まれた。今後のダート中距離路線を占う意味でも注目したい1頭だ。

 〇メモリーコウは牝馬限定のダートグレード競走2着2回。牡馬相手ではどうかと思ったが、東海Sは2着馬とハナ差3着で、今回と同じ舞台の総武Sは2着。とくに前走の総武Sでは、中団のインで我慢させると前半の半マイル50.7秒という前残りの展開のなか、最後の直線は大外から力強く伸びた。交流重賞も視野に入っていたようだが、ここでも有力の1頭には違いない。

 ▲ダノンファストは総武Sの1番人気馬。休み明けの影響があったのかもしれないが、それにしても動かな過ぎた。前走を除けば中山競馬場1800mは3戦3勝。昨年暮れは、当時3歳ながらも古馬相手にトップハンデ・タイを背負って3勝クラスを卒業した。前走を度外視して見直したい。

 △ハヤヤッコは58キロを背負った総武Sの3着馬。メモリーコウ同様に、展開に泣かされた1頭だった。それでも、メンバー最速の上がりタイムを記録したことは評価したい。△ヒストリーメイカーは東京大賞典4着。3連覇を成し遂げたオメガパフュームからコンマ1秒差なら大健闘だ。詰めの甘いところもあるが、今回のメンバーに入れば侮れない力の持ち主だ。昨年の3着馬△レピアーウィットと、中山競馬場ダート1800mコースで3勝をあげている△マイネルユキツバキも差はないはず。