スペインは、カタール・ワールドカップ予選の初戦でギリシャと対戦し、1-1の引き分けで終えた。ルイス・エンリケ率いるスペイ…

スペインは、カタール・ワールドカップ予選の初戦でギリシャと対戦し、1-1の引き分けで終えた。ルイス・エンリケ率いるスペインは、アルバロ・モラタのゴールで先制するも、PKで失点。スペインは非常に慎重なパフォーマンスに終始し、ギリシャの強固なディフェンスブロックを崩しきれずに試合を終えた。
L・エンリケがデビューの2選手を評価「非常に優秀」と「アンラッキー」明暗分かれる
■GK
ウナイ・シモン(5点)
『失点』
前半45分はほとんどボールに触ることなく、足で2回触っただけ。一方で後半は10回ほどボールに触れている。アナスタシオス・バカセタスにPKを決められた。
■DF
マルコス・ジョレンテ(5点)
『ワイルドカード』
4バックの右サイドとしてプレーした。オフェンスでは複数回攻め上がりクロスを提供した。ただゴールには結びつけられず、ルイス・エンリケのアイディアは機能しなかった。
エリック・ガルシア(5点)
『上昇傾向』
試合を通して最もボールに関与した選手の1人。中盤の選手達にボールを供給し、ディフェンス面ではほとんど苦しめられなかった。後半に入ってセルヒオ・ラモスが抜けると、それまで以上の責任を担っている。試合から遠ざかっていたが適当なパフォーマンスを披露した。
セルヒオ・ラモス(5点)
『信頼』
スペインのキャプテンを務めるラモスは強い信頼を寄せられている。ただ、その自信が過信となり、複数回ミスを犯している。今後の試合と怪我明けというコンディションを考慮し、ハーフタイムでの交代した。
ホセ・ルイス・ガヤ(5点)
『適当』
ギリシャの2列のディフェンスブロックを崩すためのリソースとなっている。ミケル・オヤルサバルが決め切ることができなかったが、決定機となるクロスを供給している。ギリシャに追いつかれてからは、勝ち越しを目指して最も積極的にプレーした1人だった。
■MF
ロドリ(5点)
『改善』
ギリシャのフォワードに背中で消されスペースを見つけられずに苦しめられた。ボールを受けた時も勢いを持ってプレーすることができず、らしくないミスを犯している。ただ、時間の経過とともにプレーは改善された。
コケ(6点)
『アシスト』
2列目からタイミングよく駆け上がり最初のビッグチャンスを掴んだ。その数分後、ディフェンスラインを崩す素晴らしいパスをアルバロ・モラタに通してゴールを演出した。最も果敢にプレーした選手の1人だったが、残り20分でチアゴ・アルカンタラと交代。
セルヒオ・カナレス(5点)
『マーク』
インサイドハーフとして前進するためのスペースを複数回作り出した。ギリシャのタイトなマークに苦しみ、特徴を発揮しきれなかった。後半途中で交代。
■FW
ダニ・オルモ(6点)
『クリエイティブ』
左ウイングとしてプレーし、クロスバーに直撃するシュートを見せた。最も果敢にプレーした選手の1人で、マークを剥がしてチームメイトの選択肢となった。後半途中に交代。
フェラン・トーレス(5点)
『孤立』
存在感をあまり見せられていない。ギリシャの守備ブロックを崩そうと試みたが、満足のいく結果は得られず、たびたびボールを失った。ミケル・オヤルサバルと残り20分で交代。
アルバロ・モラタ(6点)
『執拗』
胸でのコントロールから先制ゴールをマーク。ボールをあまり受けることができなかったが、スペースを作るために動き続けた。しかし、チームメイトがこれを活かしきれず。孤立している時間が長かったと言える。
■途中出場
イニゴ・マルティネス(4点)
『PK献上』
ラモスとの交代で後半開始から投入されたが、最初のプレーでPKを献上してしまった。その後は存在感を全く示せていない。
ペドリ(5点)
『デビュー』
とんとん拍子にことが進み、スペイン代表としてのデビューの機会を与えられたが、満足のいくパフォーマンスは見せられなかった。
ブライアン・ヒル(7点)
『恐れ知らず』
最初のプレーで相手を抜いてクロスを供給するなど、自身のクオリティの高さを示している。デビュー戦にもかかわらず、その後も再三にわたって果敢な突破を披露して強い個性と輝きを放った。与えられた30分で誰よりも強い存在感を示した。
チアゴ・アルカンタラ(5点)
『断続的』
貢献度は非常に低かった。試合終盤に投入されたが起爆剤にはならず。プレーに関与はしていたが、相手の脅威となるようなプレーは見せられなかった。
ミケル・オヤルサバル(5点)
『低調』
フェラン・トーレスと交代したが大きな変化をもたらせていない。トーレスと同様に厳しくマークされ脅威にはなれず。