「ダイエットでお腹は凹んだけど、脚は全然痩せない」「下半身太りでズボンを履くのがきつい」このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?多くの方が悩む「下半身太り」、実はその原因は「冷え」にある場合も多いおいわれているのです。そこで今回は、徹底…

「ダイエットでお腹は凹んだけど、脚は全然痩せない」
「下半身太りでズボンを履くのがきつい」

このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?多くの方が悩む「下半身太り」、実はその原因は「冷え」にある場合も多いおいわれているのです。

そこで今回は、徹底的に下半身痩せを目指すための方法を理学療法士がお伝えしていきます。下半身太りでお困りの方は、ぜひ最後までご覧いただき、参考にしてみてください。

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1.下半身だけ痩せにくいのは女性に多い悩み

下半身だけ痩せにくいのは、女性に多い悩みとされています。女性が下半身太りしやすい原因には、「冷え」が挙げられます。女性は男性と比べて筋肉量が少ないため、その分からだが冷えやすく、とくに下半身に脂肪を溜め込みやすいとされているのです。

からだは筋肉の活動によって熱を産生しているのですが、多くの女性は筋肉量が少ないため、うまくエネルギーを燃焼できません。その結果、からだが冷えやすくなり、余分な脂肪がついてしまいます。

また、女性に多い「むくみ」も、下半身太りの原因になります。足がむくんでいる状態は、血流が停滞しているからとされえいます。血液の流れが悪いので、冷えやすく、余分な脂肪や老廃物も下半身にたまりがちになります。むくみのせいで、下半身が太って見える場合も大いにあるでしょう。

筋肉量が少なく、下半身にむくみや冷えが出やすい女性は、下半身の血流が悪くなりやすいため、結果として下半身が痩せにくくなってしまうと考えられるのです。

2.下半身の冷え解消におすすめの方法5選

下半身痩せを目指すには「冷え」をとることが重要です。ここでは、下半身痩せを行うための方法を5つご紹介していきます。

2-1.筋トレ
まずは、筋トレです。からだの筋肉の6~7割は下半身にあるといわれているので、下半身の筋トレを行うことで効率的に冷えを取り除けるとされています。

筋トレを2~3か月継続して筋肉量が増えると、基礎代謝もアップするのでより痩せやすい体質になれます。筋トレの種目としては、スクワットなど脚全体を鍛えられるトレーニングが最適です。

2-2.ストレッチ
ストレッチには、血流促進効果があります。ストレッチ後およそ2分間は血流がよくなるといわれているので、冷えやむくみをとるのには効果的です。

また、ストレッチを長期間継続していくと筋肥大も起こることがわかっています。ストレッチによって筋肉量が増えれば、基礎代謝の向上も狙えるでしょう。

2-3.マッサージ
マッサージは、こわばった筋肉をゆるめ、むくみをとるのに効果的です。力は込めなくていいので、優しく脚全体を揉んだりさすったりしてあげましょう。リンパの流れもよくなり、老廃物質の除去にも一翼を担ってくれるでしょう。

2-4.入浴
入浴は、温熱効果があるので直接的に脚を温められます。また、お湯に浸かると水圧で脚全体が圧迫されます。この水圧の圧迫は、マッサージと同じくらいの効果があるといわれているので、おすすめです。
忙しい日はシャワーだけになりがちですが、ゆっくりお湯に浸かる習慣をつけましょう。

2-5.ツボ押し・お灸
ツボ押しやお灸も、下半身痩せに効果的だといわれています。ツボ押しやお灸は、主にむくみをとってくれるので、水太りが原因の下半身太りには効果があります。

解谿(かいけい)・太谿(だいけい)と呼ばれるツボを、グーッと押したり、お灸をそえたりしてみましょう。解谿は足首の真ん中にあるツボで、太谿は内くるぶしのすぐ後ろ側にあるツボです。

3.下半身痩せにおすすめの漢方薬(情報提供:あんしん漢方)

「食事や運動には気を遣っているつもりなのに、まだ下半身太りが気になる…」

そんな方には漢方薬がおすすめです。

漢方薬は医薬品として効果と安全性が認められているお薬です。
「運動不足による肥満」「食べ過ぎによる肥満」「ホルモンバランスによる肥満」などの症状にも、効果のある漢方薬はいくつもあります。

漢方医学では、体重の増加にはいくつかの理由があると考えられています。例えば、漢方医学の考え方では、「ストレスで食べすぎてしまう(気の乱れ)」「水が体内に溜まってしまう(水太り)」「ホルモンバランスが崩れて太りやすくなった」などが、体重増加の原因として挙げられます。

漢方薬はダイエットを目的とする場合、さまざまなアプローチ法で「お腹周りの脂肪」「むくみ(水太り)」「便秘」といった症状に働きかけていきます。体質に合った漢方薬を服用すれば、あなたのダイエットをサポートしてくれるでしょう。

そして、医薬品である漢方薬ですが、理想的な心とからだへ導くことを目的としている点も特徴です。漢方薬は体質の改善に働きかけるため、リバウンドを繰り返したくない方への痩せやすい体質づくりには最適といえるでしょう。

また、漢方薬は比較的、副作用が少ないといわれているため、安心して服用できる点もメリットです。そのため、健康作りやダイエットを目的とされる方にも問題なくお使いいただけます。

さらに、健康に気を遣う方の体質改善にも漢方薬はおすすめです。「バランスの取れた食事や運動などを毎日続けるのは苦手」という場合でも、漢方薬なら毎日のむだけ。これなら、手間なく続けられますね。

<下半身太りでお悩みの方におすすめの漢方薬>

・大柴胡湯(だいさいことう)
気の巡りを促してストレスを低減させ、便通も解消します。体内の代謝のバランスを整えることで脂肪燃焼をサポートします。高血圧や肥満に伴う肩凝り・頭痛にも使用できます。

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
水分循環を促し、余分な水を排泄させます。水太りの肥満症の方によく使用されます。肥満に伴う関節の腫れや痛みにも有効です。

・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
血流や水分代謝を促し、からだ全体の巡りを整えます。便や汗などで、不要物を体外へ排出しからだを軽くします。脂質代謝機能を改善し、溜め込んでいる脂肪を減らすのに役立ちます。

ただ、注意したいのは、漢方薬は自分に合っているか否かがとても大切だということです。自分の今の状態に合っていない場合は、効果がないだけでなく、副作用の心配もあります。購入の際には、漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談することをおすすめします。

インターネット相談窓口を設けている「あんしん漢方」のようなサービスを利用して、薬効や副作用、漢方薬との相性、日常生活の養生法などを相談してみるといいでしょう。

4.下半身太りを解消しよう!

下半身痩せについて、原因とおすすめの解消法をお伝えしました。下半身太りの主な原因は足の冷えです。今回、その冷えをとるための方法を5つ紹介したので、ぜひ実践してみてください。

また、どうしても下半身痩せができないという方には、漢方薬という選択肢もあります。気になった方は専門家に相談して、ぜひ服用してみてください。

[文:あんしん漢方]

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理学療法士 濱南くにひろ

公立大学を卒業後、病院で理学療法士としてリハビリテーションに携わる。車イスバスケットボールチームのトレーナー経験もあり、医療・福祉・スポーツ分野に幅広く関わる。現在はフリーランスWebライターとして活動中。