まだまだ世界中に新型コロナウイルスは蔓延しており、スポーツイベントは開催されているとはいえ、万全の対策が採られた上でのこ…

まだまだ世界中に新型コロナウイルスは蔓延しており、スポーツイベントは開催されているとはいえ、万全の対策が採られた上でのことだ。今週始まるテニスの「ATP/WTA1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月24日~4月4日/ハードコート)ではどのような対策が採られ、またどのような影響が見られるのか。テニスメディアTennisnet.comなど複数メディアが報じている。【ドロー表】錦織、西岡、内山出場!「ATP1000 マイアミ」トップハーフ

まずマイアミでは、「全豪オープン」前に行われたような2週間の隔離は行われない。アメリカへ向かう飛行機に搭乗する前に、選手たちはウイルス検査で陰性でなければならない。到着後に再び検査され、その結果はホテルに届けられる。それが陰性であれば、選手たちは練習などを始められるが、オーストラリアと違ってホテルと試合会場から成る「バブル」から出ることはできない。選手、コーチ、審判などの関係者は全員、大会に参加している間、その「バブル」内で行ったり来たりするだけだ。

「バブル」生活は昨年の「全米オープン」と同じだが、今回マイアミでは観客を入れる。人数は収容人数の20%ほどで、センターコートには800人から1000人ほどの観客が入るが、他の多くのコートは無観客となる。

観客数の大幅減ということは、大会の収入が大幅減ということだ。そのためATPとWTAの2大会の賞金も、前回2019年大会(2020年大会は中止)の総額1671万8910ドル(約18億円)から、約60%減の668万7570ドル(約7億円)と大幅ダウン。それぞれの選手への賞金は、より困窮しているであろうランキングの低い選手たちへの救済策の一環として、「全米オープン」などでは早いラウンドの敗退者では増額され、後に勝ち進んだ者への賞金は減額となっていたが、さすがにここでは早いラウンドの敗退者への賞金も減額。だがやはりラウンドが早いほどその減額幅は小さく、上のラウンドへ行くほど大きく減額されている。

例えば、予選1回戦敗退者への賞金は2019年には3395ドル(約37万円)だったが、今年は3100ドル(約33万8000円)と、約8.7%減。だが本戦1回戦敗退なら2019年の1万6425ドル(約179万円)に対し今年は1万ドル(約109万円)と、約40%減だ。さらにベスト8なら18万2000ドル(約1984万円)から6万1000ドル(約665万円、約66%減)、ベスト4なら35万4000ドル(約3859万円)から9万3000ドル(約1013万円、約74%減)、準優勝なら68万6000ドル(約7477万円)から16万5000ドル(約1799万円、約76%減)。

そして2019年に優勝したロジャー・フェデラー(スイス)とアシュリー・バーティ(オーストラリア)が受け取った優勝賞金はいずれも135万4010ドル(約1億4759万円)だったが、今年は30万110ドル(約3271万円)と、約78%減となっている。

※為替レートは2021年3月23日

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019「ATP1000マイアミ」のスタジアム

(Photo by Julian Finney/Getty Images)