カミラ・ジョルジ(イタリア)がフェドカップ招集を拒んだという理由で、イタリアテニス連盟により9ヵ月のフェドカップからの仮追放処分を言い渡された。 世界74位のジョルジは4月のフェド杯「イタリア対スペイン」戦参加のリクエストを拒否したため…

 カミラ・ジョルジ(イタリア)がフェドカップ招集を拒んだという理由で、イタリアテニス連盟により9ヵ月のフェドカップからの仮追放処分を言い渡された。

 世界74位のジョルジは4月のフェド杯「イタリア対スペイン」戦参加のリクエストを拒否したために、また3万ユーロ(3万2000米ドル相当)の罰金も科せられた。  出場停止ないし仮追放処分とも呼べるこの処分により、ジョルジは9ヵ月間のフェドカップでのプレーとテニス連盟の施設でのトレーニングを禁じられるほか、5月にローマで行われるイタリア国際でワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取ることができなくなる。  ジョルジはイタリアテニス連盟との摩擦のため、すでに昨年のイタリア国際でも蚊帳の外となっていた。  ジョルジの父でありコーチであるセルジオは、娘はドイツ・シュツットガルドのポルシェ・テニス・グランプリの予選に出場できるようフェドカップの任務を一時免除してほしいとテニス連盟に頼んだだけなのだと言った。  ジョルジは21位のロベルタ・ビンチ、47位のサラ・エラーニに次いで、イタリアで3番目にランキングの高い選手である。  彼女は2014年にフェドカップでデビューし、以降5対戦でプレーしており、イタリアが敗れた昨年の準々決勝の対フランス戦ではイタリア・チーム唯一の勝利を挙げていた。(C)AP