◆先週の血統ピックアップ ・3/14 金鯱賞(GII・中京・芝2000m) 果敢にハナを切ったギベオンがデアリングタ…
◆先週の血統ピックアップ
・3/14 金鯱賞(GII・中京・芝2000m)
果敢にハナを切ったギベオンがデアリングタクトの追撃をクビ差しりぞけて逃げ切りました。「単勝227.3倍」は、2000年以降の重賞では4番目となる高配当です(トップは昨年のダイヤモンドSでミライヘノツバサが記録した325.5倍)。
母コンテスティッドは現役時代、エイコーンS(米G1・ダート8ハロン)、テストS(米G1・ダート7ハロン)など3つの重賞を含め7戦5勝の成績を残した名牝。母の父ゴーストザッパーは00年代のアメリカ最強馬の1頭で、デピュティミニスター系だけあってブルードメアサイアーとして優秀。米三冠馬ジャスティファイや本邦輸入種牡馬ドレフォンの母の父となっています。
ディープインパクト産駒ではありますが、スパッと切れるタイプではなく、スピードの持続力とパワーを兼ね備えた母の特長がよく現れています。今回は力の要る馬場で展開もハマった結果、能力を存分に活かすことができたということでしょう。
◆今週の血統注目馬は?
・3/20 武庫川S(3勝クラス・阪神・芝1600m)
エピファネイア産駒は阪神芝1600mで連対率26.0%。2011年以降、当コースで産駒が20走以上した79頭の種牡馬のなかで第2位という優秀な成績です。当レースには産駒のノルカソルカが登録しています。今回が昇級初戦ですが、成績は安定しており、相手なりに走るので、今回もチャンスでしょう。
(文=栗山求)