「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の男子シングルス決勝で、昨年のウィンブルドン以来の公式戦復帰となるロジャー・フェデラー(スイス)が第9シードのラファエル・ナダル(スペイン)を6-4 3-6…
「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の男子シングルス決勝で、昨年のウィンブルドン以来の公式戦復帰となるロジャー・フェデラー(スイス)が第9シードのラファエル・ナダル(スペイン)を6-4 3-6 6-1 3-6 6-3で破り、自身の持つ史上最多記録を更新する18度目のグランドスラム制覇を達成した。試合時間は3時間38分。
故障による活動休止でランキングを落としていたフェデラーは、今大会に第17シードで出場。18年連続出場となった全豪オープンで6度目の決勝進出を果たし、7年ぶり5度目の優勝(2004年、06~07年、10年、17年)を飾った。昨年は準決勝で、大会覇者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に1-6 2-6 6-3 3-6で敗れていた。
35歳となったフェデラーのグランドスラムでのタイトル獲得は、2012年のウィンブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)以来となる。
この結果でフェデラーはナダルとの対戦成績を12勝23敗とした。グランドスラムでは12回目の対戦で3勝目、決勝では2007年のウィンブルドンでナダルを倒して以来続いていた連敗を4でストップした。全豪決勝では2009年に対戦しており、ナダルが7-5 3-6 7-6(3) 3-6 6-2で勝っていた。
フェデラーはこの勝利により、大会後に発表される世界ランクで約3ヵ月ぶりにトップ10に復帰することが確定した。
全豪に4年連続12回目の出場だった30歳のナダルは、これまでに3度決勝に進出(2009年、12年、14年)して2009年にタイトルを獲得。昨年は1回戦で、フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)に6-7(6) 6-4 6-3 6-7(4) 2-6で敗れていた。ナダルはグランドスラムで14度の優勝を誇っているが、決勝を戦ったのは前人未到の9回目の優勝を果たした2014年の全仏オープン(フランス・パリ/クレーコート)以来で11大会ぶりだった。
(テニスマガジン/Tennis Magazine)