DeNAは今季、4人の新外国人選手を獲得した。これにより、昨年からの残留組となるホセ・ロペス内野手、エリアン・エレラ内野手を加えた計6人が、4つの1軍の外国人枠を競うことになる。■残り3枠を5選手で争うDeNA助っ人陣 DeNAは今季、4人…

DeNAは今季、4人の新外国人選手を獲得した。これにより、昨年からの残留組となるホセ・ロペス内野手、エリアン・エレラ内野手を加えた計6人が、4つの1軍の外国人枠を競うことになる。

■残り3枠を5選手で争うDeNA助っ人陣

 DeNAは今季、4人の新外国人選手を獲得した。これにより、昨年からの残留組となるホセ・ロペス内野手、エリアン・エレラ内野手を加えた計6人が、4つの1軍の外国人枠を競うことになる。

 投手・野手を合わせた4人が登録可能で、“枠入り”が確定しているのは昨季34本塁打95打点の成績を残したロペスぐらいだろう。残りの5選手は3枠入りを目指し、アピールが求められる。

 投手は先発候補のフィル・クライン、ジョー・ウィーランド、抑え候補のスペンサー・パットンの3人。身長2メートル1のクラインは、昨季フィリーズ傘下3Aで14試合に先発し5勝1敗、防御率1.52という数字をマーク。FAで巨人へ移籍した山口俊の穴を埋める存在として期待されている。

 長身を生かし、角度のある力強いボールで打者を打ち取るクライン。一方で、ウィーランドも昨季はマリナーズ傘下3Aで24試合に先発。14勝6敗という成績を残しているだけに、ローテ候補として申し分ない。

■春季キャンプは6選手とも1軍帯同

 抑え候補のパットンは昨季まで主に3Aでクローザーを任され、ここ3年間で40セーブを挙げている。守護神の山崎康が昨夏に不振を極めたこともあり、チームは両者で争わせる方針だ。

 野手ではアウディ・シリアコ内野手が加入。正三塁手候補の右のパワーヒッターで、昨年10月の入団テストではベイスターズ球場で左翼へ場外弾を放つなど、関係者を驚かせた。昨季は独立リーグの石川でプレーしており、日本の野球を知っているのは強みだ。

 二、三塁を守れるエリアンは小技や守備でチームを助けるタイプ。長距離砲ではないが、試合を決める一発など勝負強さも光る。何より情報、生活面においても昨季、DeNAでプレーしている経験はアドバンテージだ。

 2月1日からの春季キャンプは6選手とも1軍(沖縄・宜野湾)に帯同する。全員がレギュラークラスの実力を持つ。例年にないハイレベルな争いが予想される。