FCバルセロナが過去5年から10年維持してきた第2ゴールキーパーのポジションに関して、方針を転換する必要があるだろう。もちろん第1、第2ゴールキーパーのレベルは重要であるが、理論上のバックアップがいつ飛躍するかわからない。 近年はそのような…

FCバルセロナが過去5年から10年維持してきた第2ゴールキーパーのポジションに関して、方針を転換する必要があるだろう。もちろん第1、第2ゴールキーパーのレベルは重要であるが、理論上のバックアップがいつ飛躍するかわからない。
近年はそのような人材に数百万ユーロを費やしてきた。2014年はクラウディオ・ブラボに1,300万ユーロ(約17億円)、2016年にはシレッセンに1,200万ユーロ(約15億6,300万円)の費用を掛けた。このオランダ人GKと事実上トレードとなったネトが現在のセカンドポジションである。
ラ・マシアの素晴らしいゴールキーパーたちに何の選択肢も与えないというのは、非常にもったいないことだ。だからこそ、この問題は、ジョアン・ラポルタが会長に就任し、新たな経営陣とスポーツ組織が確実に取り組むべき課題のひとつだ。
スポーツ部門は、テア・シュテーゲンの代役を育成組織のGK(イニャキ・ペーニャまたはアルナウ・テナス)のどちらかにすることに賭けている。
ここ数シーズン、ペーニャはトップチームの第3ゴールキーパーとバルサBの第1ゴールキーパーを交互に務めてきた。テア・シュテーゲンが出場できないとき(今シーズンの負傷やカップ戦での休養)は、ネト(その前はシレッセン)がプレーしてきたが、この方針は間違いなく、今夏から転換されるはずだ。
ネトは以前から出場時間を求めてバルセロナを去ることを示している。下部組織で育った若いタレントに賭けることは、非常にデリケートな経済状況を抱えるクラブにとって賢明な手段だ。