経営が不安定なバルサが来夏にフリーで獲得できる選手

これまで以上に、おそらく前回の2020年よりも“安く”なると予想される夏の移籍市場で、ヨーロッパの各クラブは、低コストの選手を獲得するために努めている。
今年の6月30日に契約を終え、まだ将来を決めていない選手や、来年の2022年に契約を終える選手は多くいる。後者は、多くの場合、契約更新を実現するためにチームと交渉する選手たちであり、意見の相違があれば、クラブは売却して現金を手に入れなければならないという義務感に繋がるため、興味深い存在だ。
■エリック・ガルシアは補強第1号か
経済状況が芳しくない中、バルサは何ヶ月も前から、現在のチームを改善するのに役立つ、そして何よりもコストがかからない選手の獲得を何人か試みてきた。そして、エリック・ガルシアは、最も適した選手と言えるでしょう。
ラ・マシアで育成されたカタルーニャ人CBは、マンチェスター・シティに少額を支払って昨冬の移籍市場で加入する一歩手前だったが、会長候補者たちは作戦にゴーサインを出すことに同意しなかった。だが、7月1日からバルサの選手になるのは、既定路線のようだ。
バルサ 新会長の補強第１号はエリック・ガルシアか
また、クーマンが何ヶ月も前から熱望していたもう一つの名前は、メンフィス・デパイだ。バルサは、昨夏の移籍市場の最終日までオリンピック・リヨンと交渉したが、結局合意には至らなかった。クラブはリヨンの会長が要求した金額を支払うことができなかったからだ。
そして、6月30日からは、フリーでクラブに加入することが可能だ。メンフィスが要求する給料が法外ではないことに加え、クーマンがベンチで続投することになれば、バルサにとって最高の補強である。
クーマンはアグエロよりもデパイとの契約を望む
■最近候補に挙がるアグエロ
このところ、セルヒオ・アグエロの名前が挙がっている。このアルゼンチン人FWは、マンチェスター・シティとしての10年間に終止符を打つ可能性が高い。ペップ・グアルディオラのチームと契約を更新する可能性は低いと思われ、バルサが彼の行き先の1つになるかもしれない。メッシとの素晴らしい関係と、彼の確かなゴールへの嗅覚が、補強に挙がる理由となっている。
バルサ 既にアグエロに正式オファー、新会長は以前からメッシとの共演望む
■その他にもフリーとなるトップクラスの選手はいる
7月1日からフリーとなり、どのクラブにも加入できるトップクラスの興味深い名前が他にもたくさんある。バイエルンの強力な32歳のCBジェローム・ボアテングはバイエルン・ミュンヘンを離れることになりそうだ。
すでにバルサが獲得を考えたこともある左サイドバックのフアン・ベルナトは、パリ・サンジェルマン(PSG)と契約満了を迎える選手の1人だ。しかし、バルサはダビド・アラバにも興味を持っている。しかし、彼の場合、高給取りであるため、どのクラブも獲得を躊躇している。
その他にも、ユリアン・ドラクスラー、アンヘル・ディ・マリア（彼はもう1年パリに留まるようだ）、フロリアン・トヴァン、ハカン・チャルハノールなどの名前がフリーで獲得できる。