移籍問題による補償金の支払いが命じられている元ブラジル代表FWジョーとコリンチャンスだが、その結末は来年まで待つことにな…

移籍問題による補償金の支払いが命じられている元ブラジル代表FWジョーとコリンチャンスだが、その結末は来年まで待つことになるようだ。ブラジル『グローボ』が伝えた。

2018年に名古屋グランパスへと加入したジョーは、加入1年目から活躍し、明治安田J1で24ゴールを挙げ、得点王とベストイレブンを受賞。しかし、2年目は思うような活躍ができず6ゴールにとどまっていた。

そのジョーは2020シーズンはケガの影響もあり出遅れると、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による中断期間中にコリンチャンスへと移籍。しかし、名古屋は退団の際に契約問題についてFIFAの選手やチーム間係争などを取り扱う紛争解決室に委ねると、コリンチャンスとジョーが340万ドル(約3億6000万円)を支払う裁定が出ていた。

この決定に対してジョーとコリンチャンスは支払う気がないことを主張。スポーツ仲裁裁判所(CAS)へと控訴しているが、判決が出る時期がかなり先となり、今年の終わりか来年の初めに裁判になるようだ。

ジョーの弁護士は、今回の裁定を覆せると信じており、CASでは新たな証人を迎えるつもりがあるとのこと。コリンチャンスもジョーの契約終了を求めたのが名古屋だとし、支払う義務がないと考えているようだ。

コリンチャンスに加入したジョーは、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエAで30試合に出場し6ゴール1アシストを記録していた。