「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の男子ダブルス決勝で、第4シードのヘンリー・コンティネン(フィンランド)/ジョン・ピアース(オーストラリア)が第3シードのボブ・ブライアン/マイ…

 「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の男子ダブルス決勝で、第4シードのヘンリー・コンティネン(フィンランド)/ジョン・ピアース(オーストラリア)が第3シードのボブ・ブライアン/マイク・ブライアン(ともにアメリカ)を7-5 7-5で下して初優勝を果たした。試合時間は1時間15分。

 コンティネンとピアースは昨年からペアを組み始め、デビュー戦となった1月のブリスベン(ATP250/ハードコート)でいきなりタイトルを獲得。5月のミュンヘン(ATP250/クレーコート)、7月のハンブルク(ATP500/クレーコート)、11月のパリ(ATP1000/室内ハードコート)と優勝を重ねて初出場を果たしたATPツアー最終戦(イギリス・ロンドン/室内ハードコート)では、ラウンドロビンからの5試合を全勝で勝ち抜きタイトルを獲得していた。

 両ペアの対戦は今回が3度目。昨年は11月に2度対戦し、パリの準々決勝では6-4 6-2で、ロンドンの準決勝では7-6(2) 6-4で、いずれもコンティネン/ピアースが勝っていた。

 コンティネンはヘザー・ワトソン(イギリス)とのコンビで制した昨年のウィンブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)のミックスダブルスに続くグランドスラム制覇。28歳のピアースはジェイミー・マレー(イギリス)とのペアで出場した2015年のウィンブルドンと全米オープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)での準優勝がこれまでの最高成績だったが、地元のメルボルンで初の栄冠に輝いた。

 グランドスラムのダブルスで歴代トップの16勝を挙げているブライアン兄弟は昨年の全仏オープン(フランス・パリ/クレーコート)以来の決勝進出だったが、2014年の全米以来のタイトル獲得はならなかった。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)