もともとは欧州で盛んなラリークロス。北米ではGRC(Global Rallycross)として人気のモータースポーツだ。ラリーのスーパーSSのような特設コースを使うが、同時スタートで着順を争う。車どうしのぶつかり合い、ぶつけ合いもある激しい…
もともとは欧州で盛んなラリークロス。北米ではGRC(Global Rallycross)として人気のモータースポーツだ。ラリーのスーパーSSのような特設コースを使うが、同時スタートで着順を争う。車どうしのぶつかり合い、ぶつけ合いもある激しい競技だ。
GRC車両は600馬力前後の出力、0-100km/h加速は3秒を切るといわれている。コースはテクニカルでジャンプ区間もあるが、ストレートでは150km/h以上、200km/hまでストレスなくふけあがる。ゼロ発進の加速性能に加え、高速域での性能が求められる。ちなみにトップスピードはそれ以上必要ないので6速で200km/h程度のギア比に設定されている。
テストコース(埼玉県、本庄サーキット)は1周約1.1km。直線は260mある。GRC仕様のWRX STIはこの直線もゼロ発進から第1コーナー侵入手前で6速まで入り、160km/hを超えていたという。なお、テストを行っていたのは昨年GRCにスポット参戦している新井敏弘選手だ。
STIがGRC車両の開発テストを実施《撮影:中尾真二》
STIがGRC車両の開発テストを実施《撮影:中尾真二》
STIがGRC車両の開発テストを実施《撮影:中尾真二》