マッキンタイアが練習日に披露したミラクルショットに米誌も注目 男子ゴルフのプレーヤーズ選手権は11日からフロリダ州のTPCソーグラスで開幕する。日本からは松山英樹(LEXUS)も出場する第5のメジャー。9日(日本時間10日)の練習ラウンドで…

マッキンタイアが練習日に披露したミラクルショットに米誌も注目

 男子ゴルフのプレーヤーズ選手権は11日からフロリダ州のTPCソーグラスで開幕する。日本からは松山英樹(LEXUS)も出場する第5のメジャー。9日(日本時間10日)の練習ラウンドでスコットランド人ゴルファーが背面片手打ちでカップに沈める、超絶トリックショットが話題を呼んでいる。PGAツアーが実際の映像を公開。米ファンを驚かせていたが、米メディアでも「すでに大会ベストショットを披露」などと称賛されている。

 世界ランク42位のロバート・マッキンタイアのミラクルショットが脚光を浴びている。17番グリーン周りでのアプローチ練習中のワンシーン。池の縁ぎりぎりからのアプローチを試みるマッキンタイア。右打ちのゴルファーが通常通りのスタンスを取ろうとすると、池に落ちてしまう位置にボールが置かれている。

 どうするのか。24歳のスコットランド人はレフティー。通常のスタンスでも打つことはできるが、トリックショットにチャレンジした。ウェッジを右手一本で持つと、グリーン方向に背を向けながら、片手でウェッジを振った。しっかりとヒットするだけでも難しい体勢から放たれたアプローチはピン方向へ向かう。グリーンをとらえ、転がってそのままカップインしたのだ。

 思わず両手を上げて喜ぶマッキンタイア。練習ラウンドとは思えないくらいの歓喜のリアクションだった。PGAツアーの公式インスタグラムでは「信じられないようなショット? ロベルト・マッキンタイアが、いとも簡単にクーチャーばりの背面チップを決める」と添えて投稿。2015年に実際の大会で同じようなショットでグリーンオンさせた、マット・クーチャー(米国)と重ねて注目を浴びせている。

米専門誌「これ以上の優れたショットを見ることはないだろう」

 米専門誌「ゴルフダイジェスト」でもこのショットを称賛している。「プレーヤーズ2021:ロバート・マッキンタイアが17番ですでに大会ベストショットを披露」との見出しで報じた記事では「ロバート・マッキンタイアが火曜日の練習ラウンドで披露した物以上に優れたショットを見ることはないだろう」と拍手を送っている。

「彼が実際にティーショットをそこへ打ったのか、楽しむためにやったのかは定かではないが、マッキンタイアはトリックショットを打った」

 こう伝え、さらにクーチャーの背面ショットを引き合いに出しつつ、「これを入れるのか? 凄い。そしてボーナスポイントなのは、左利きの彼が右手を使ったということだ」と続けている。

 欧州ツアーで安定した成績を残すマッキンタイア。開幕前に一躍脚光を浴びることになったが、大会でどんなパフォーマンスをみせてくれるか楽しみだ。(THE ANSWER編集部)